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インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
スカウトテスト 後編
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。背中には包帯をグルグル巻きした大剣があった。
「では、まずお前達にはIsを展開してもらう。最初にIsを展開する時は強く自分の思った形をイメージするだ。Iwsは普通のIsとは違い最初は形が無い。強くイメージをして形を型どり、ファストシフトになるとそこから、自分にあった形になる」
((こい、私のIs!!))
満月さんの言葉通り私達は強くイメージすると私達の周りから光の粒子が現れ、それが形になり、機体になった。
「これが、私のIs?」
蘭ちゃんは不思議そうに自分の機体を見ている。私の機体は細身でシンプルな形のIsで、蘭ちゃんのは、両腕が盾みたいになっておりその後ろににブウスターがついた少しゴツイ機体で私達のIsの接点は二つとも、灰色ということだけだった。
「よし、展開出来たな!ならこれから、試験を開始する。レディーファストだ、さっきに攻撃してこい」
私はその言葉に私は武器カタログにあった“雷刀”牙を展開して満月さんに切りかかったが、満月さんは背負っていた大剣で防いだ。
「相変わらず、戦いになると楽しそうだな、天緋!」
「兄譲りなもので、…おしゃべりしてるヒマはありませんよ満月さん!」
私はそう言って左に倒れると蘭ちゃんが満月さんに殴りかかった。蘭ちゃんの殴りかかった腕のブウスターが火を噴いていた。どうやらあのブウスターは殴る威力を上げるために有るらしい。
「クッ…初めての戦いなのにうまく連携が取れてるじゃないか」
「ここに来る前に天緋ちゃんと作戦をたてたんです!」
今、私と満月さんが同じ考えをしていると思う。
((初めての戦闘にそれに合わせられるのもスゴイだけど))
満月さんは大剣を力強く振り蘭ちゃんを投げ飛ばした。私と蘭ちゃんは満月さんから距離を取る為に後ろに下がった。
「距離を取ったか…いい判断だ。ならこれはどうだ、『水風船』」
満月さんがそう言うと満月さんの周りから水の風船が出てきて、指でこっちを指すと風船がこっちにスゴイ勢いでこっちに向かってきた。私達は避けられず直撃した。
パンパンパンパンパンパンパンパン!!
「避けられなかったか。まぁ『覚醒』してない状態でここまで、デキれば上出来だ……なに!」
満月さんはこっちを驚いていた。私は何が起こったのか分からなかった。私は機体を見ると機体が変化していた。蘭ちゃんのIsも赤色に変化して形が少し変わっていた。
「……2人同時に覚醒とは驚いたな」
「なんだか分からないけど、さっきの風船のお返ししないいけないわね。満月さん!」
「私の分も返さないといけませんね!」
「「覚悟!!」」
私達が満月さんに向かって行くと、
『試合終了!』
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