第1章 月の涙編
第20話 水の滅竜魔道士
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イがリョウの右肩に左手を乗せると、青白い光がリョウの体を包み込んだ。
カ「この魔法は傷の痛みを和らげる事が出来るんだ。」
ル「へぇ〜。」
何か関心しちゃうなぁ〜。しばらくしてからカイはリョウの右肩から手を離した。それと同時にリョウの体を包み込んでいた青白い光もスゥと消えた。
リョ「あ、あれ?痛く・・ない。」
リョウは右肩を動かしたり回したりする。
カ「痛みを和らげただけだからしばらくしたらまた痛みが走る。また痛くなったらこれを飲め。」
そう言うとカイは私に向かって何かを投げた。
ル「えっ!ちょ、ちょっと!」
ギリギリキャッチ!カイがくれたものは小さいビンに入った痛み止め。私はそれをスカートのポケットに入れてカイにお礼を言おうとしたけど、そこにはもうカイの姿はなかった。
リョ「アイツ、案外良い奴だったな。」
リョウが私の隣に来て呟いた。」
ル「ありがとうリョウ。」
リョ「ん?何か言ったか?」
ル「ううん、何にも。」
リョ「そっか?じゃあ行こうぜ。」
リョウが私の手を握って言う。
ル「うん!」
私は笑顔で頷いた。
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