第1章 月の涙編
第18話 チェンジリングで大パニック!?
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の魔道士は持っているんですよ。
ト「ウェンディさん!死神に呪いの鎌の指示をして下さい。」
ウェ「はい!死神さん、呪いの鎌!」
死「ギリリ。」
死神さんは私の指示通りに持っていた大きな鎌をミアさん目掛けて振り下ろします。
ミ「よっと、危な」
シャ「天竜の・・・鉤爪ッ!!」
ミ「キャア!」
死神さんの鎌をかわしたミアさんの背後から、私と入れ替わったシャルルが攻撃します。
ウェ「シャルル!」
シャ「ふ〜ん、戦うってこうゆう感じなのね。」
シャルルが拳を握り締めたり広げたりを繰り返します。
ト「お2人さん、前!」
トーヤさんの声で我に返り顔を上げると、
ミ「てェやァア!」
ウェ「わわっ!」
シャ「おっと!」
ミアさんが私とシャルルに飛び蹴りをしようとしていました。私とシャルルは間一髪の所でミアさんの飛び蹴りをかわしました。
ト「お2人さん、これで決めましょう!」
ウェ「はい!」
シャ「良いわよ。」
ミ「させないよっ!」
ト「ウェンディさん!死神に呪霊殺の指示をして下さい。」
ウェ「はい!死神さん、呪霊殺!」
死「ギリ!」
シャ「天竜の・・・砕牙ッ!!」
死神さんと私と入れ替わったシャルルが同時にミアさんに攻撃しました。
ミ「キャアァァアアァアアアアッ!」
バトルは私達の大勝利です!
ミ「つ、強いん、だね・・妖精の尻尾の・・・魔道士、は・・・・」
ふらふらボロボロになったミアさんが歩いてきます。
ウェ「シャルル、治療魔法をかけてあげて。」
シャ「仕方ないわね。」
私と入れ替わったシャルルがミアさんに手を翳し、治癒魔法をかけました。やりすぎちゃいましたかね?
ミ「す、すご〜い・・・!魔力や体力、傷が回復してる。治療魔法ってすごいな〜。」
ミアさんは治癒魔法を見て感嘆の声を漏らします。完全に治ったみたいですね。よかったぁ〜。
ト「ところで、この魔法はいったいどうしたら?」
あぁ、そうでした。私達まだチェンジリングの魔法のせいで入れ替わったままでした。
ミ「大丈夫。時間がくれば、その内元通りになるよ。」
よかったぁ〜。
ミ「それにしても、あなた達、運がよかったね。」
ウェ「えっ?」
シャ「?」
ト「どうゆう事ですか?」
ミアさんの言葉に私達3人は首を傾げます。
ミ「私は月の涙では一番弱い魔道士なの。私よりもっと強い魔道士が、あなた達の仲間と戦っているんだよ。」
そこまで言うと、ミアさんは一旦話を区切り、私達に不敵な笑みを向けると囁くように言葉を紡ぎました。
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