第1章 月の涙編
第18話 チェンジリングで大パニック!?
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にその場でピョンピョン跳ねます。
シャ「隙がありすぎるわね。」
ト「我と、心を通わせ、姿を現せ!出て来い!死神!」
紫色の魔法陣が再び浮かび上がり、紺色の長いローブを着て、大きな鎌を持った死神が姿を現しました。死神の姿を見たミアさんは、
ミ「ヒィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!私、お化け無理〜!」
頭を抱え、私達に背を向けてその場にしゃがみ込んでしまいました。ここはマヤさんとは正反対です。
ミ「で、でも今はバトルの真っ最中。我慢、我慢・・・!」
ミアさんの額には冷や汗が浮かんでいます。我慢は体によくありませんよ。すると、ミアさんは両手を私達に突き出すと、
ミ「チェンジリング!発動ッ!」
辺りが虹色に輝く眩しい光に包まれて何も見えなくなりました。
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ようやく光が治まり目を開けると、変わった様子は一切ありません。
ウェ「トーヤさん、大丈・・え・・・?」
「大丈夫ですか?」と言おうとしたら、思考が止まってしまいました。
隣にいたのはトーヤさんではなく・・・わ、私ィ!?慌てて私は自分の姿を見ると、心臓が飛び出しそうになりました。藍色の長い髪の毛は銀色のくせ毛に、服装は黒いフード付のローブ・・・この格好、なぜかトーヤさんになっていますっ!!?
ト「あ、あれ?ぼ、僕・・飛んでるぅっ!?」
シャ「な、何よこれェ!?」
トーヤさんはシャルルに、シャルルは私に、私はトーヤさんに入れ替わっちゃいましたっ!
ミ「アハハハハハッ!」
ミアさんはお腹を抱えて笑っていました。笑いすぎたのか、薄っすらと涙が滲んでいました。
ミ「驚いた?これが私の魔法、チェンジリングだよ。もちろん、チェンジだから姿だけじゃなく魔法も入れ替わってるよ。」
そ、そんな・・・
ト「大丈夫です。」
シャル・・・じゃなくて、トーヤさんが、
ト「力を合わせれば魔法が違ってても大丈夫です。ウェンディさんは僕の指示通り死神に命令して下さい。」
こんな立場に陥っても慌てないトーヤさん・・・すごいです!
ウェ「そうですね。分かりました。」
シャ「あんた、結構良い事言うじゃない。」
この時、私は初めてシャルルがトーヤさんの事を褒めたところを目撃しました。
ミ「へぇ〜、力ってすごいんだね。」
ミアさんがほぼ棒読み状態で感心します。
力よりも、もっとすごいものを妖精の尻尾
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