妖精の尻尾
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港町【ハルジオン】
ガタンッ!シュー!
駅に着き列車が止まったが、なかなか降りようとしないお客に目をつけた駅員が声を掛ける。
「あ、あの・・・お客様?」
「ナツ!着いたよ!ハルジオン!起きて、起きて!」
乗り物酔いなのか、倒れている少年を青く喋る猫が起こそうとしているのが目に入った。
「(ナツ?乗り物に弱いなら、乗らなきゃいいのに・・・仕方ない助けてやるか・・・)」
「大丈夫ですか?」
「あい!いつものことだから!」
元気に言う猫に対して、少年は・・・
「無理・・・もう二度と列車にはのらねぇ・・・うっうぅぅぅ」
そう言い、また吐きそうになる少年。
「大丈夫か?ナツ?」
「「マ、マサヒコ!!」」
1人と1匹は驚いて俺を見てきた・・・
「あい!いつものことだから!」
「た、助けて〜!」
マサヒコと呼ばれた少年は、酔いつぶれている少年を背負うと列車から出て行った。
少し行った所に、とてつもない人だかりを発見した。
「サラマンダー様!」
「私を焦がして!」
「すてきー!」
「「サラマンダー!?」」
そう言うと、俺から離れて走っていった。
もう大丈夫なのか?アイツ・・・
だいだい・・・こんな街中にドラゴンがいるわけねーだろ。
それに、ドラゴン相手にあんなに群がるわけもない。
人ごみをナツが掻き分け、中心にいるおっさんに声をかける。
「だれだ?あんた?」
「サラマンダーといえばわかるかな?」
ガーン・・・
一瞬で遠くへ離れて落ち込み始めた。
「はやっ!」
「な、なによ!あんた!」
「サラマンダー様はすごい魔導士なのよ!」
雌どもの攻撃を喰らうナツ・・・
はあ・・・また助けてやるか・・・
「悪かったな・・・おいナツ行くぞ。こいつペテン師だと思う・・・」
「まあまあ彼も悪気があったわけじゃない。許してあげよう。さらばだ!」
魔力で作った炎にのって何処かへいった。
フーン、物好きな魅了(チャーム)軽の魔導師か・・・
魔法を欲望のために使いやがって!許せん!
「なんだあいつは」「ホントいけすかない奴よね」
ん?俺たちに話しかけた?・・・ってか急に後ろに立つなよ!
振り返って見るとにっこり笑った金髪の女の子がいた。
「ありがとね!」
何が?
〜レストラン〜
金髪ちゃんが魅了にかかりかけていたのを直してくれたお礼にメシを奢ってくれた。
「私はルーシィ!よろしくね!」
「あい!」
「ナツとハッピーにマサヒコだっけ?」
「あんふぁいいひふぉら(あんた良
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