―VS 光の意志―
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・ロード》!」
斎王の表情を変えたドローしたカード《ザ・ヘブンズ・ロード》……天国への門という、明らかに嫌な予感がする魔法カードが発動し、一本の緑色をした塔が斎王の背後から伸びてくる。
「続いて二枚のリバースカード、オープン! 《ザ・マテリアル・ロード》! 《ザ・スピリチュアル・ロード》!」
ザ・ヘブンズ・ロードの緑色の塔に続き、赤色と青色の塔が二枚のリバースカードによって発動し、光の三原色の塔が斎王の背後に立つ。
「何だっていうんだ……?」
「こういうことだ! 《ザ・ヘブンズ・ロード》! 《ザ・スピリチュアル・ロード》! 《ザ・マテリアル・ロード》の三つをリリースすることで、墓地から光の支配者を特殊召喚出来るッ!」
光の支配者、つまりはライトルーラー――斎王が出したその名前に俺が戦慄するとともに、斎王の背後の三原色の塔が破壊されていき、そこから一体のモンスターが姿を見せる。
「運命の怒りは頂点を極めた。愚かな虫けらに鉄槌を下すため、再び降臨せよ! 《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》!」
斎王の仰々しい口上とリンクして、その本体からドラゴンの首が現れ、俺とドラゴエクィテスを威嚇するようにいななく。
その姿は一度破壊されたにもかかわらず、光の支配者という名に相応しい、美しさと残酷さを兼ね備えているように感じられた。
「ライトルーラーが特殊召喚に成功したため、その効果を決定する! さあ、もはや決まった貴様の運命を選べ!」
「……ストップだ!」
ライトルーラーのその姿とは別に映し出された、回転するカードを止めるべく声を張り上げると、その位置は――正位置。
ライトルーラーの正位置は確か、相手モンスターを戦闘破壊した時に、自分の墓地のカードをサルベージする効果。
「くっ……!」
「光の支配者にふれ伏すが良い! バトルだ! ライトルーラーでドラゴエクィテスに攻撃、ジ・エンド・オブ・レイ!」
再び現れる斎王の切り札に歯噛みすると、斎王の攻撃宣言がドラゴエクィテスの運命を決定付けた。
もはや出しっぱなしになったドラゴンの首から放出された光が、融合素材となっているライフ・ストリーム・ドラゴンとスピード・ウォリアーと同じように、波動竜騎士は飲み込まれていく……!
「リバースカード、オープン! 《死力のタッグ・チェンジ》! 戦闘ダメージを0にして手札の戦士族モンスターを特殊召喚する! ――明日香を助ける為に、こいつを倒すために、俺を守ってくれ! マイフェイバリットカード、スピード・ウォリアー!」
『トアアアアッ!』
俺が焦って無理な攻撃を仕掛けた為に、一度破壊されてしまったマイフェイバリットカードだったが、間一髪発動したリバースカードによ
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