暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―VS 光の意志―
[5/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
にするのだから、その攻撃力は4800……!」

「スピード・ウォリアーでライトルーラーに攻撃! エヴォリューション・ソニック・エッジ!」

「攻撃力4800……ライトルーラーを超えただとォ!? ……だが無意味だ! 伏せてあった二枚目の《アルカナコール》! 《アルカナフォース0−THE FOOL》を除外し、その効果を得る!」

 ライトルーラーに愚者の暗示ことザ・フールが吸収されていき、その愚者らしからぬ効果である戦闘破壊耐性を手に入れる。
もうスピード・ウォリアーの回し蹴りはライトルーラーにまで届いており、止めることは出来ない……!

斎王LP4000→3200

 斎王のライフポイントにダメージを与えることに成功するが、そのせいで俺のライフが上になってしまい、スピード・ウォリアーに装備されている《進化する人類》が本来の性能を発揮しなくなってしまう。
攻撃力は2400から、その効果によって1000ポイントとなってしまう……!

「くそっ、俺は……」

「落ち着け遊矢!」

 背後から鋭い親友の声が俺へと響く。

 セブンスターズのタニヤとの戦いの折り、タニヤの言動に平常心を失っていた三沢に、俺は落ち着けと言ったものだが……今回は逆の立場になってしまったか。
三沢の残してくれた希望を繋ぐことと、明日香を助けることに、俺は少し躍起になってしまっていたらしい。

「……悪いな三沢。俺はカードを一枚伏せ、ターンエンドだ!」

「ふん! 私のターン! ドロー!」

 俺のフィールドは、《進化する人類》を装備して攻撃力が1000となったスピード・ウォリアーに、俺のデッキでは十全に効果を発揮しない永続魔法《聖邪の神喰》にリバースカードが二枚。
対する斎王はそのリバースカードを使い切り、そのフィールドには逆位置の効果を得た《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》のみ。

「私は《貪欲な壺》を発動し二枚ドロー! ……そしてバトル! ライトルーラーでスピード・ウォリアーに攻撃! ジ・エンド・オブ・レイ!」

 汎用ドローカードで二枚ドローしてくるなり、ライトルーラーがドラゴンの首を出しながら光の波動を放ってスピード・ウォリアーをかき消した。
俺のフィールドに伏せられた二枚のリバースカードは、いずれもこの攻撃を防げる防御カードではなく、甘んじて光の波動を受けた。

遊矢LP3400→400

「すまない、スピード・ウォリアー……」

 攻め急いだが故に破壊された相棒に対して、小声で謝罪すると闇のゲームの影響だろうか、身体から結構な力が抜けた。

「カードを二枚伏せ、ターンエンド!」

「俺のターン、ドロー! ……こちらも《貪欲な壺》を発動!」

 斎王と同じく二枚ドローし、一
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ