―VS 光の意志―
[12/12]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
遊矢、ここは俺に任せて、君は行くべきところに行け」
「……何から何まで悪いな三沢。エド、この二枚とデッキ、斎王に返しといてくれ!」
エドに俺の勝利の決定打となった二枚のカード、《アルカナティック・デスサイス》に《アルカナフォース0−THE FOOL》、そして光の結社の際の【天使族】デッキを渡す。
エドは何も言わずにそれを受け取り、倒れ込んでいる斎王の元へ走っていった。
そして俺はその逆方向、この部屋の出口へと走っていくのだった……
「はぁ、はぁ……はぁ、はぁ」
走り続けていたからかすっかり息が上がっており、少々目的地の部屋のドアの前でしばし息を落ち着かせた。
その目的地とはデュエル・アカデミア本校舎の保健室、俺も幾度となくお世話になった場所の、そのドアを開いた。
そうして目に飛び込んで来るのは、保健室らしく白を貴重とした空間と……その色と対局に位置しているような鮮やかな金色の髪。
「……明日、香……!」
「……遊矢?」
俺の名前を呼びながら近づいて来る彼女を見て、俺は彼女を救うことが出来たのだと確信した瞬間……闇のゲームのダメージが安心しきった肉体に襲いかかり、俺は見事に倒れ込んだのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ