第6話 符術師への道
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」と呼ばれる因子、つまり不思議エネルギーが存在する。
これがこの世界のルールだ。
そして、生命エネルギーを使う場合「気」と呼び、精神エネルギーを使う場合「魔力」と呼んでいる。
で、「念」はどうなるかというと生命エネルギーを架空の器官「精孔」を通すことによって、マナと生命エネルギーを合成しているようだ。そのおかげで具現化系や特質系など「気」ではあり得ない効果も発生するし、同量の生命エネルギーを使っても「気」よりも「オーラ」のが効果が高いという結果となる。
この辺りは、ヨガで言う「チャクラとクンダリーニ」、仙術で言う「内気と外気」に相当するような気がする。
あと、これはまだ空論だが、「リリカルなのは」の魔導師が使う「リンカーコア」は精神エネルギーとマナを合成する架空器官なのではないかと推察される。
また、型月的な魔術師が存在するならば、「魔術回路」は精神エネルギーをより効率良くそれぞれの魔術に最適化した魔力に変換する架空器官なのではないかとも思う。
閑話休題
この「分身符」は1枚につき分身を1体作れ、同時に符を何枚か使うことによって、作られる分身の数も増やせるという代物だ。
ちなみに符の作成時に込める「魔力」は、しゃれにならないほど膨大に使う。
そのため、偶発的にオレの「発」が完成してしまった。
「念」を「魔力」に変化させる能力で、「足りないモノを足りてるモノから」と名付けた。
かなり使い勝手が良い。
また、「分身符」で作られた分身が得る経験はかの分身術と同様、リアルタイムで得ることはできない。なので離れた分身が見たモノや聞いたモノを把握する偵察などには向いていない。
術を解いたとき、または分身が壊されたときに、分身が得た経験が本体に還元されることになっている。
ちなみに肉体的な成長や劣化(四肢の欠損など)といった変化は本体には反映されず、あくまで還元されるのは経験だけだ。
そして、1枚作るのに大量の魔力が必要なため、1日1枚作るのがやっとだ。当然次の日は魔力の回復に当てるので、実質2日で1枚できる感じだ。
で、このオリジナルの符を、先生に披露したところ、頭を抱えてため息をつかれた。
「あぁー。あれだ。お前がやりたいことはわかった。まずは、課題は合格だ。おめでとう」
「ありがとうございます?」
「でだ。とりあえず、2週間やるからその符をあと10枚ぐらい用意してこい」
「無理です」「ダメだ。用意しろ」
即行断ったが、ダメ出しされた。
「10枚必要ならどうしても3週間はかかります」
と2日で1枚しか作成できないことを論理的に説明した。
「………わ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ