第1章 月の涙編
第16話 月の涙
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んな化け物みたいな魔道士が5〜6人もいるのぉっ!?月の涙っていうギルドって、どんだけ強くてヤバいのよ〜!?」
確かに、強い奴ばかりいて、ヤバい奴がいるみたいだけど、化け物なのかなぁ〜?
リョ「安心しろって。いざっていう時は俺が助けてやるよ。」
ル「あ、う、うん・・・」
ルーシィは曖昧に微笑んで曖昧に頷く。頼りがいがあるようなないような・・・まぁ、あぁ見えてリョウは聖十の1人だから大丈夫だよ。・・・たぶん。
ト「月の涙のマスターさんの名はシャイン・スターというらしいですよ。」
直訳すると、“輝く星”・・・随分ド派手な名前だね。
ショ「確か、星の造形魔法の使い手だったよな。」
シャインっていう人、星が好きなのかな?
ウェ「星の造形魔法は失われた魔法だそうです。」
マ「そんな造形魔法あるの?」
グ「俺は知らねェな、そんな造形魔法。」
ユ「私も知らない、初めて聞いたよ。」
私の問いにグレイとユモは左右に首を振る。造形魔道士のグレイとユモも知らないなんて・・・何か面白そう!そう思ったその時、キキィーーーッ!と耳をつんざくような音を響かせながら馬車が急停止した。
マ「うわぁっ!」
私はその反動で勢いよく前に倒れた。
マ「い、たたたた・・・」
ぶつけた頭を摩りながら起き上がる。すると、下から「うぷ・・・」と情けない声が聞こえた。下を見てみると、私は顔が真っ青なナツの背中の上に馬乗り状態になっていたの。
マ「あわわわわっ!ご、ごめんナツ!だ、大丈夫?」
ナ「お、おぉ・・・だ、大・・丈、夫・・・うぉぉ・・・」
ハ「ナツ、顔が青いよ。」
ナ「へ・・平、気だ・・・・うぷ・・・」
強がってるみたいだけど、大丈夫そうには全く見えないんだけど・・・他の皆も至る所に頭をぶつけたみたい。
エ「な・・何事だ。」
すぐさまエルザが馬車から降りて運転士に事情を聞いている。
運「ス、スミマセン。ここから先はとても行けません・・・この道をまっすぐ行けば、月の涙のギルドはすぐですので。そ、それじゃあ。」
早口でそう言うと運転士は馬車を走らせて帰って行った。
ショ「相当月の涙を恐れているんだな。」
腕を組み、馬車を見送りながらショールが呟いた。
ウェ「月の涙の魔道士って、いったいどんな人達なんだろう・・・?」
シャ「想像も出来ないわね・・・」
変な怪人みたいな奴がいるんじゃない?こんなのとか。私は目が3つあって、手が4本、足が4本ある変な怪人を想像してみた。
ル「いや、絶対ないと思うわよ・・・」
ル
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