第三十一話 マウンドのピッチャーその十三
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」
「今の野球をしてる人達は目指せても」
その頃はどうかというと。
「あの人達の若い頃はそうじゃなかったんですね」
「その想いが残ってだ」
「それで死んでからもですか」
「ここで野球をしている、ここには彼等の青春がある」
若き日のそれがというのだ。
「悲しいがそれでも野球を出来たことは嬉しかったのだろうな」
「複雑ですね」
聖花もその話を聞いて言った。
「無念だったけれど野球を出来たことはですか」
「まだよかったと思う、野球のことを想いながらも死んでいった者も多い」
これは歴史にある。職業野球、即ちプロ野球の選手の中でも戦死した選手は多い。沢村栄治だけではないのだ。
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