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ヘタリア大帝国
TURN74 合流する者達その十三
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「太平洋、インド洋には観光名所lも多いしね」
「美味しいものを食べて頂くとか」
 日本の提案はこれだった。
「あの方は菜食主義者とのことですが」
「それもしてみるか」
「艦内の閉鎖的な中での限られたお食事よりはずっといいかと」
「ああ、色々してみるか」
「最悪あの人抜きでアステカと戦うことになる」
 東郷は現実を言った。
「そうなることもだ」
「考えないといけませんね」
「それでも戦うことは出来る」
 実際戦力的にも充分である。
「アステカ帝国の戦力次第だがな」
「それでもですね」
「ああ、それは出来るが」
「ですがあの方がおられれば」
「大きい」
 戦力的にだというのだ。
「戦術面でも天才だからな」
「そうです、ですから是非にといきたいのですが」
「だがそうした状況ならだ」
「あの方がおられない場合も考えますか」
「そうしていくか。何はともあれ一旦戦力をテキサスに集結させる」 
 中南米への入り口であるそこにだというのだ。
「大和の用意は出来ているな」
「試験運用も終わっています」
「では行こうか」
「それでは」
 このこと自体はスムーズに進んだ、レーティア=アドルフ達は無事に日本に着いた、しかしそれでハッピーエンドとはならなかった。


TURN74   完


                  2012・12・12
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