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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第二一幕 「非凡人的凡人」
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「佐藤さんスゲェ・・・」
「佐藤さんパネぇ・・・」
「佐藤イズグゥレイトォ・・・」
「は?え?何よ皆急に・・・なんで跪いてんの!?ちょっとやめてよその崇めるようなポーズ!恥ずかしいから!!」

周囲の皆は佐藤さんをまるで救世主を崇めるがごとく次々に頭を垂れていく。当の佐藤さんは状況を飲み込めずただただ当惑するばかりである。ちなみに後ろのベル君はドン引き中。

「師匠と呼ばせてください!」
「姉御って呼んでいいですか!?」
「佐藤御大ばんさーい!!」
何故(なぜ)!?何故(なにゆえ)!?何事ぞ!?」

その日から佐藤さんは妙に周囲から尊敬の目を向けられるようになり、更にベルとも会にしつこく付きまとわれることになったのであった。また、密かに「ベル君」という呼び名が学校に広まり始めた日もこの日であったとどこかの新聞部の情報通は語る。
なお、佐藤さんは誰も名前の方を呼んでくれないことを寂しく思ってかベルーナに「名前で呼んでくれない?」と頼んだのだが・・・それがまた後に面倒事を呼ぶことになるとは、疲れて頭が回らなかった佐藤さんには予見出来ぬことだった。

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