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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第二章 『過去と記憶』 ‐断片‐
第29話 『始動』
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ンボ確定だ。
そう思って俺は無理矢理ブーストゲージを使って逃げるが――
「この瞬間を待っていましたっ!」
「しまった――オ・ノーレ!」
ブーストが切れて、時限強化が解除された硬直に、蘭さんのユニゴーンのサブ兵器が直撃してスタン、そこにフルコンボが叩き込まれて――残りの体力がイエローだった俺の体力はゼロになる。
そして俺の所には『LOSE』と大きく表示され、俺はガクッとその場にうな垂れる。
「ま、負けたよ蘭さん――強いなあ」
「い、いえ、私もかなり危なかったでしたから――クラフトで時限強化からの粒子砲3連、そしてディレイ明けからの覚醒で一気に換装ゲージと残弾回復されて、連続換装強化で押し切られるかと思いましたから、危なかったです それにA覚醒でしたし警戒もしましたよ」
「いやいや、あれを凌がれたのは予想外。アシストキャンセルとIS-Dのタイミング、全部考えてたの? メイン射撃もあんまり積極的じゃなかったよね、ブースト調整?」
「はい、月代さんの動きはなんというかこっちの様子をみて反応してましたから迂闊に攻めるのは危険だと判断しました。だったら、大人しくユニゴーンの特性を生かしてセオリー通りの戦闘がいいのかなあって」
「いやあお見事! 完敗だよ完敗。楽しかった、またやろうか」
「ええ、ぜひとも――次は負けると思いますが」
「はは、そんなに謙遜しなくてもいいんだぞ?」
そんな俺と蘭さんの会話を見てただ唖然としている一夏と弾。
何だ? どうかしたのか? おかしいことでもあっただろうか。
「一夏さん? お兄? どうかしたの?」
「おい馬鹿一夏、弾もどうしたんだよ、そんなまるで死んだ魚のような目をしてるメッザーラのパイロットの目みたいな目をして」
「い、いやぁ……」
「規格外って、本当に居るんだよな――しかも身近に」
俺と蘭さんは何のことか分からずに、お互い顔を見合わせて頭の上に疑問符を浮かべるしかなかった。
「ああ、そうだ―― お兄、お昼ごはん出来たよ。 よかったら一夏さんと月代さんも食べていってください――月代さん、よろしければ機体の考察についてお話でも」
「おぉ、いいね蘭さん――是非とも話をしようじゃないか」
いやはや、こんな話はアレックスくらいにしかできなかったから、これほどの
兵
(
つわもの
)
と出会えて俺は嬉しいぞ。
今後ともいい対戦仲間として蘭さんとは仲良くしたものだ。
そんな俺と蘭さんを見て、一夏と弾は引いていた。
何でだろうか。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
場所は移り、弾の家の――といってもも奴の家自体が食堂なので、店のテーブル席に通された俺と一夏。
そして俺が食
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