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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第二章 『過去と記憶』 ‐断片‐
第29話 『始動』
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「そして弾ッ! 俺に対してIS不敗が乗ったマスターガンタムを持ってきたのは間違いではない、何故ならΞの格闘性能はそこまで高くないからだ。機動力と格闘判定の速さでショートレンジで戦えば俺は苦しいと読んだのは正しい、だが――踏み込みが甘いわッ!」
「ぐ、ぐぬぬ……まさか俺の動きを予測して置きミサされるとは思ってなかった……!」
ふふ、俺をなめるなよ?
これでもフランスに居た頃には、友人のアレックスに地獄を見せられたんだ。
奴との激戦と猛特訓に比べたら……ぬるい、ぬる過ぎるぞ!
まあアレックスが規格外っていうのもあるんだけど。
いや、真面目にアイツはニュータイプか何かじゃないかと思う。
攻撃直感で避けるし、置きブァンネルとか偏差予測完璧だし。
というか、俺アイツに一回も勝ったこと無い。
「さあさあ、どんどん掛かってきたまえ――無論俺はΞだけどな!」
「鬼畜! 外道! テロリスト! 粛清者!」
「廃人! プロゲーマー! 女たらし!」
「おい一夏テメエ今なんつった――コントローラーを持て、修正してやる」
まったく失礼な。
俺は女たらしじゃねえっての……それはお前だろうが。
渋々アーケードコントローラーを手にげっそりとしながら画面に向かう一夏、そして試合開始して俺が勝利、そんな時だった。
「お兄ー、さっきからお昼ご飯出来たって言ってるじゃん! さっさと食べに降りて――」
「人の犯した過ちは、このツキシロ・ナビーユ・エリンが粛清するッ!――って、おや?」
「くっそぉぉぉおおお!! また負けたぁぁぁあ!! ――あれ、蘭?」
再び右手を掲げでガッツポーズする俺、そして再び打ちひしがれる一夏。
そんな状況、まさにカオスと言っても過言ではない空間に、一人の人物が現れたのだ。
「え、えーと……一夏さん? と――お友達、ですよね?」
なんというかこの状況を見て、態度がちょっとたどたどしくて、声がちょっとぎこちないというか震えている彼女。恐らく弾の妹さん――五反田 蘭さんだったかな?
「久しぶり、邪魔してるよ」
「あーっと……お邪魔してます。一夏の友人の『月代 悠』って言います。どうぞお好きなように呼んで下さい」
「あ、ええとお久しぶりです一夏さん――それと月代さん? も初めまして、こちらこそよろしくお願いします」
うんうん、礼儀正しくていい子だなあと思う。
ただその格好はちょっとお兄さん、良くないと思うぞ。
薄着と言うかラフというか、ショートパンツにタンクトップはあまり感心しない。
まあ自宅だしいいんだろうと思ったんだろうけど。
「え、えっとお昼ごはんが――あれ、そのゲームって」
「ん? 何だ蘭、知ってるのか?」
一夏が蘭さん、でいいのだろうか。
彼女に対して
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