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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第二章 『過去と記憶』 ‐断片‐
第29話 『始動』
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用のISビットを作りましょう!』
『月光蝶は? ねえ月光蝶はだめなの? ああ、レーザーブレードの月光はいい? それならもう特別仕様のが完成してますからお嬢の専用機に搭載しときます』
『おーい、IAI社の茶が入ったぞー今日は葉っぱ増し増しにしといたー』
そんな会話が聞こえた。
何だよ、なんか今までにないくらいえげつない発言が色々と聞こえたぞ!?
もう嫌だ、現実逃避をしたくなった俺とアリアに対してシャルロットから告げられたのは
『ユウ兄? アリア姉さん? えっとね――やっと僕の専用機が完成したんだ。それでね、6月の初頭終わりにそっちに行くから、これからよろしくね! 僕楽しみにしてるから!』
満面の、本当に楽しそうで嬉しそうな笑顔でそんな事を言われて俺もアリアも嬉しかったのだが――なんというか、色んな意味で嫌な予感しかしなかった。
絶対あいつ等自重してない。
というかあの時の会話がマジならかなり不味いぞ。
この際もう国際問題だとか国際IS委員会だとか、そんな小さな問題はいい。
いいんだよ、そんなことより完全に毒されたシャルロットが今の学園に入るという事は……
間違いなく学園が今までにないくらいの、恐らく最悪の状況、つまりは更なるカオス化する事になるぞ!?
そんな俺とアリアの心の心情むなしく、朝のHRで女子達に暫く山田先生が弄られた後に織斑先生が入ってきた。
ああ、とうとうか――
「諸君、おはよう」
「おはようございますッ! 織斑先生(お姉様!)」
おい、今確実に変なのが何人か混じってたぞ。
というか先生も朝から頭痛そうにしてるぞ、本当に心労お察しします。
「以前に話したように、本日からは本格的な実戦訓練を開始する。詳細についてや必須事項については以前朝のHRで話したとおりだ――さて、実はお前達に連絡がある。 実は転校生が居る、我がクラスには2名、そして4組には1名だ」
ざわざわとざわめきを見せる教室内部。
一部の女子は『ざわ…ざわ…』とか言っているが無視だ無視しなければならない。
そうだ、無視を、スルーを強いられているんだ。 ああ、俺も色々不味いかも。
「……ユウ」
「大丈夫、大丈夫だよ――サンキュ、アリア」
「ん――」
本当に常識人であるアリアが居てくれてよかった。
今確実にアリアが居なかったら俺も手遅れになっていた、アリアには心から感謝だ。
今の俺の荒みかけた心の清涼剤的存在、それがアリアだ。ありがとう、マジで天使に見えた。
あ、そういえば以前の約束の話――いい加減消化しないといけないだろうし、アリアも楽しみにしてたと思うし、近いうちに話そうかと心の決める。
「さて、それでは――2人とも、入って来い」
教室の入り口の自動ドアが開かれ
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