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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第二章 『過去と記憶』 ‐断片‐
第29話 『始動』
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る『アリス・ルノー』に雰囲気も声も、あまりにも似すぎていていた。名前も、容姿も、声も、そしてソラが使っているISも、全てが重なりすぎて偶然だとは思えなかった。
俺が一番手がかりになるのは彼女の存在ではないかと考えた。
彼女を追うことで、過去に対する何かしらの手がかりになるんじゃないかと思ったが、それは断念された。
理由は簡単で、俺は彼女について持っている情報があまりにも少なすぎるのだ。
彼女自身も過去を追うと言っていた、そして追い続ければまた会えるとも。
ならば俺は、過去を追うために彼女について調べようと考えたわけだが、情報が少なすぎた。
そもそも彼女についての最低限の情報しか知らないし、そして彼女の言うマスターというのが誰かもわからない。
つまりそこから過去についてと彼女についてを調べるのは困難だと判断した。
よってこちらもアウト。
他にも色々考えられたが、どれもこれも熟考すればするほど何かしらの問題点と壁に当たるか、不確実性と言うものに直面してしまいダメになる。
どうしたものか、どう探っていこうか……
そう考えてはいたが、やはりそんな過去を追うというのは難航していた。
何かキッカケでもあればいいんだけどなあとか思う。
ちなみに、俺がソラと話した内容については――俺は誰にも話していない。
無論、彼女の素顔を見て自分の母親とかなり酷似していたということも言っていない。
身内だけにしても、言えばきっと騒ぎになると考えたから。
そして過去を追うと考えた場合、そこまで大事にしていいものだろうかと考えたからだ。
本当は、恐らく最も信頼できるアリアにだけでも話そうかとも考えた。
しかし、俺は話さなかった。理由としては、彼女には心配をかけたくなかった。
なんというかアリアはああ見えて結構心配性だ。過保護と言うか、気にするというか。
だから、隠し事をすることにはなるが彼女に対してこの件は黙っていたほうがいいと思った。
梓姫や楯無、対暗部の人間である2人に協力を頼もうとも考えた。
だけど、俺がソラの情報を二人に与えるという事は、その情報は対暗部全体に渡ると言う事だ。
そうすれば2人がどんな行動を取るかというのは大体予想できたし、恐らくソラを完全な敵とみなすのではないかと考えた。
俺は――ソラが敵だとは思えなくなっていた。
だから、そんな過去に対しての有力な情報が得られる可能性があったとしても、2人に情報を漏らす事はしたくなかった。
結論として俺は自分に周囲全員を騙して、嘘ついて、それで自分の都合と意思で過去を探ろうとしている。
仲間に隠し事をしちゃいけないという訳ではないだろうし、人である以上秘密の1つや2つなんて当たり前だろう。
だけど――どこかで罪悪感が、俺の心を
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