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久遠の神話
第四十五話 二度目の激突その十五
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ら」
「そうしてね。本当にね」
「最後の最後までね」
 微笑んで樹里に述べる。そうした話をしてだった。
 上城と樹里は帰路に戻った。その中で樹里はこうした話題に変えてきた。
「クレープ食べたくない?」
「クレープ?」
「そう、何かね」
 女子高生にコンスタントに人気のあるそれをだというのだ。
「食べたくない?」
「そういえば最近クレープって」
「食べてないわよね」
「うん、そうだよね」
「だからね。それもあるから」
 それでだというのだ。
「クレープ食べない?」
「じゃあ駅前に行く?最近美味しい屋台ができたよね」
「そうね。スタープラチナの系列だったかしら」
「あのカラオケボックス?そういえば居酒屋もやってたよね」
「ゲームセンターもね」
 同じビルでやっている、経営は家族で行なっているのだ。
「カラオケボックスでいつも美味しいクレープ出してるけれど」
「それでなの」
「クレープ職人の人を雇ったのかな」
「そうなのかしら。とにかくあの屋台もね」
 そのスタープラチナの関係だというのだ。
「そうなのね」
「うん、今度は屋台もはじめたんだね」
「そうみたいね。じゃあ」 
 樹里は上城の話に頷いて述べた。
「そのお店に行ってね」
「うん、それでね」
 上城も応える。
「一緒にクレープ食べよう」
「そうしましょう」
 二人で笑顔で話してそうしてだった。闘いの後で二人は日常の中でも最も楽しい時に入った。それは上城にとっては掛け替えのない時になろうとしていた。


第四十五話   完


                   2012・9・7
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