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ワンピース*海賊と海軍、七武海と白髭。
第一部
無関心2
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「ん?・・・そこの女と獣、何処かで見た覚えがあるぞ・・・」


・・・・・・はずだったああああああ!!!!


一気に皆の視線があたしに集まると、


フォークを持っているあたしの右手が震える


怒りに震え始める


「・・・お前もこの街では見かけない顔だな」


レオン『他人だと思え。そうすれば気が楽になるぞ』


リノ「分かってる・・・」


フォークが十個あっても足りない程にフォークを握りしめている手を強める。


そうだ、あたしに話しかけてるのは雲だ。


煙だ、煙。そうだそうだ。煙って思えばいいんだ。


雲とも思いたいけど煙って思ったほうが速い・・・


「カタン・・・カタン・・・」


「おい、聞いてんのか?」


――――ポンっ


あたしの隣でレオンがお肉を口に加えたまま、


あたしの肩に乗っている手を見る


レオン『これはまずいな』


身体中から少しずつ、電撃が起き始める。


「!?」


蛆虫が慌ててあたしの肩から手を退かすと、


リノ「・・・あたしに・・・

触ってんじゃねえええええええええ!!!!!!」


「「「ゴロゴロゴロゴロッッッッ!!!!!!!」」」


今日、もっとも強力な落雷が海軍の蛆虫を直撃した



リノ「その汚れた手で!!触んじゃねーよッッッ!!!」


あたしの前で倒れているのは、


天井に出来た数メートルの大きな穴が空いた場所から落雷に直撃した蛆虫の残骸。


コイツは煙だし、そう簡単には死なない事だけは分かってた。


しかも・・・


リノ「・・・テメーらも見てんじゃねえええよ!!!」


「「「「ヒィィィィィ!!!!」」」」


リノ「コイツと同じ目に遭いてーなら出て来いやッッ」


あたしの周りの空気で、


微かに小さな電撃が生じる。


一人、除いた男以外があたしから視線を逸らすとまるで砂漠の中を何時間も歩いて出来た汗を流しているかのように


たくさんの汗が流れていた


レオン『リノ落ち着くんだ』


リノ「落ち着けるかッ!もうこんな店出てく!!」


レオン『待て!待つんだリノ!』


レオンが焦ったような声であたしの名前を呼ぶ。


けど完全に、頭に血が上ったあたしにはレオンの声なんて届かないし


振り返る気さえもなかった。


・・・けど、


―――パシっ


振り返らなくても分かる程に誰かがあたしの手を掴む。


掴んだ途端に全神経、身体中全て
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