第五章 StrikerS編
第百十九話 『ぎこちない距離感、深めあう仲間達』
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いた。
あ、それなら私もシホさん謹製の塗り薬をおすすめしてみようかな?
あれは好きな人と苦手な人とで確実に分かれるからティアナさんはどっちかな?
「あの、ティアナさん。気持ちいいところ悪いんですけど、シホさん謹製の塗り薬を後で使ってみます…?」
「ん…? シホさん謹製の塗り薬…? それって効くの…?っていうか、シホさんってそんなものも作っていたの?」
「はい。なんでも伝手の協力者によって販売したら大ヒットしたらしいですよ?」
「そうなの。それじゃ後で使わせてもらおうかしらね?」
そうティアナさんは言っていた。
ちなみに後日に使ってみたらしく、それ以降スバルさんと一緒によく使うようになったという。
どうも、こう…突き抜けるような刺激が癖になったとか…。
ちなみになのはさんは昔から使っているらしいがいまだに慣れないというらしい。
もったいないなぁ…。
そんなどうしようもない事を思っていると近くではスバルさんとエリオが会話をしていて、
「エリオはへーきなの?」
「はい、なんとか…。これでも鍛えていますから」
「そっかー。やっぱりちっちゃくても騎士だねぇ。今度レンと一緒に三人で組み手とかしてみよっか」
「はい! お願いします。ナカジマ二士」
ん…?
なにか違和感を感じた。
スバルさんもどうやら感じたらしく「ん?」という感じの顔になっていた。
そしてティアナさんのほうでも、
「あー、ラクになったぁ。ありがとね、キャロ」
「恐縮であります。ランスター二士」
あ、こっちも。
違和感の正体は気づいているけどね。
ティアナさんも少し堅苦しいという表情になっているし。
それでティアナさんが最初に、
「あのさ、二人共? なんつーか、こう…」
「そうだね。チームメイトなんだしもうちょっと柔らかくてもいいよ。階級付きで呼ばなくても。
エリオはランとレンは普通に名前で呼んでいるでしょ? なんか、少し嫉妬するっていうか…」
「あ、はい…」
「えっと、ではなんとお呼びすれば…」
エリオとキャロちゃんはどうしていいか迷っているようである。
「ランとレンのように名前でいいよ。スバルとティア! そしてキャロはランとレンの事も階級をつけないでいいと思うよ」
「「…い、いいんでしょうか?」」
「いいんじゃないの?」
「うん。それじゃ私もティアナさんの事をティアさんって呼ばせてもらおうかな?」
「ぼ、僕もいいですか…?」
「いいわよ」
よかった。なんか、これこそ仲間って思いになるしね。
「それでは、スバルさんとティアさん」
「ランさんとレンさん」
「うん♪」
「いいと思うよ。キャロちゃん…いや、キャロでいいかな」
「構いませんよ。ランさん」
「よかった」
うんうん
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