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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-12 The incident is conclusion
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り、太刀の刃に揺らめく形で纏われている。


「約束された勝利の剣!!!」
「我流、九星八白、八龍刃」


一気に光を纏い、輝きを増して、一気にあたりを光で埋め尽くす聖剣。神々しさを増し、より一層威力を高め放たれる一撃。
燐夜が放ったのは、自分で戦い抜くうちに考え出した攻撃。一振りで八回も切り付けられ、それが龍のように見えるためそう呼ぶことにした。


そして二つの斬撃が二人の間でぶつかり、閃光を放ちながら鬩ぎ合う。
光が八体の龍を消し去ろうと瞬く。逆に龍は光を食い破ろうと蠢く。
ほぼ、同威力。――――相殺。
だが、相殺した位置が龍雅の目の前であった。若干燐夜の攻撃の方が威力が高かったようだ。


二人の魔力はほぼ空である。龍雅はもう限界を迎えつつあるようで肩で息していた。
しかし、燐夜は違う。まだ収集した魔力があるのだ。魔力の点に関して言えば心配はない。だが、肉体的にはどうか。はっきり言ってしまう。もう無理だ。血はまだ止まることを知らず、体力もない。衰弱し始めていた。


「うぐっ……」


燐夜は瞬時に龍雅の後ろに回り込み、意識を刈り取る。そのときに体に痛みが奔った。だが、ここで倒れるわけにはいかなかった。


重い足を引きずってプレシアが居る所へとゆっくりと、一歩一歩歩き出す。


      ◯


「……よし、そろそろいいわね。クロノ! なのはさんとユーノ君を連れて時の庭園に突入しなさい! 目的はプレシア・テスタロッサの逮捕、駆動炉の破壊、そして三桜燐夜の確保」
「了解!」


リンディの指示に従って三人は動きだす。アルフは時の庭園の案内役をかってでた。
フェイトに一言残すもプレシアから真実を伝えられて放心状態にあるフェイトには届かない。


そんなフェイトをリンディは見ていられなかった。


「艦長! 時の庭園はじきに崩れます!」
「分かったわ、私が抑えに行きます。……フェイトさん」


リンディが言葉をかけるもフェイトは何の反応も見せない。
それでもリンディは語り続ける。


「お母さんのことばかりに盲信するのもいいけど、周りのことも考えてあげなさい」


そう言ってリンディは管制室から転移していった。



フェイトは心の闇に囚われている。
絶対的信頼を置いていた母親から裏切られて心の奥底に埋まってしまっている。
そんなフェイトはただモニターを見続けた。


モニターには、自分と友達になりたいといったあの優しい少女が機械兵と戦っている。
そして、ここへ来て一番最初に仲良くなった銀髪の男の子が血だらけになってゆっくりと歩いて行っていく姿も映し出されている。


(あれは――――誰?)
(私に必死に話しかけてく
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