暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-12 The incident is conclusion
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んな斬撃の嵐の中でも弱点を見抜いていた。
……これが無かったら燐夜もただでもすまなかったと思う。
――ギャリィィッ!!
不快な音を立てて、燐夜は防御に回していた自分のデバイス――――今は太刀型――――をほんの一瞬攻撃が止んだ隙を狙って龍雅の首を狙って一突き。
それを辛うじて反応できた龍雅は、何とか武器の腹で流した。その時に不快な音が出たのだ。
本当であるならば、ここでにらみ合いだか何かしらの間が入るはずなのだが、この戦いではそうはいかない。
――キュラララァ!
変わった駆動音を立てながら推定SSSランクの機械兵二体は、一斉に燐夜に襲い掛かる。
どちらの機械兵も
独立駆動
(
スタンドアローン
)
と人工知能を搭載しているのか、ずいぶんと人間臭い攻撃をしてくるのだが、やはり無機物だった。えげつない攻撃を何の躊躇いもなく、繰り出してくるのだから。こうなってくると厳しいものがある。
機械兵が下がったと思ったら今度は、龍雅がまた間を開けない様に入ってくるのだ。そして龍雅が消費したらまた機械兵が入ってくるといった感じである。しかも、後ろに下がっている間回復までしているのだ。この戦いは目に見えて結果が分かる。だが、燐夜はそれを覆すのだ。
「エクレイア、モード変更アタッカー、そしてリミッター1解除」
『はい、マスター』
燐夜の魔力がまた上がった。それだけではない、ここまで鳴りを潜めていた藍の力が開放されていた。
そして太刀型だったデバイスが、双剣型になっている。
これを見て先ほど切り替え、燐夜と戦っている龍雅はここで全力を出し始める。
燐夜が右の剣で突き出せば、龍雅が左の剣で弾き右の剣で斬り下げる。それを半身になって回避し、左の剣で斬り上げる。斬り上げを剣を合わせ防御して、開いた腹に思いっきり蹴り込んだ。
命中した蹴りは燐夜を大きく後ろに下がらせた。咳き込む。
そこに機械兵が突撃してくるのだ。休む暇がない。
だが、僅かばかりの傷を負いながらも致命傷は一度も受けていない。孤軍奮闘。助けなど来るわけもない。だから、負けるわけにもいかない。…………あいつらを泣かせたくはないからな。
「魔力収集開始」
空間内に散らばった魔力を自分の中に取り込んでいく。その様子を見た龍雅は、それを阻止しようと攻撃を仕掛ける。だが、これはなのはと同じ行為だが違う点がある。収集中も燐夜は動けることにある。
龍雅の攻撃を流し、後ろからの支援砲撃を交わして、自分から攻撃することがなかった。
「くっそ……ちゃんと戦えぇっ!!」
龍雅の叫びには反応しない。それでも、龍雅の攻撃を流している。機械兵の支援砲撃を今度は跳ね返すようになった。
だが、龍雅は気付い
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