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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
出会い
Trick08_・・ご、ご愁傷様?
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氏に認められるお弟子さんとはお若いのにすばらしい!
 あなたなら我が伝統ある常盤台の校舎を任せられます!
 明日の8時に来て下さい! そのときに詳しいお話を!』

「ちょっと待って下さい!!!」

ガチャッ

「・・・・」







「というわけです」

「「・・・・」」

「何か言って下さい」

「・・ご、ご愁傷様?」

「疑問形ですか・・」

「昨日も聞きましたけど、何度聞いても不憫ですわね」

「・・・同情ありがとうございます」

西折は笑っていたが目だけは明後日の方向を見ていた。

「それで、その建築家さんとはどんな関係なの?」

「世界を回って、何でも屋みたいなことをしていたんです。
 その何でも屋にきた依頼で、力仕事でマリオさんの手伝いの依頼がしたんですよ。
 その手伝いで私の手際が良いとか勘が良いとかで気に入られて、依頼の期間に
 簡単な技術を教えてもらっただけです。
 私にマリオさんほどの仕事ができるはずないんですがね・・」

「弟子じゃないの? 気に入られただけで名指しするなんて軽い人ですわね
 その建築家」

「いえ、頑固おやじで職人肌の典型的な方でしたよ。弟子というのは理事長が勘違い
 しただけです」

「? それなのになぜ信乃にーちゃんが呼ばれたの?」

「いや、一応弟子入りしないかって誘われたことがあります。
 でも、建築家として生きていくつもりはなかったですし、
 その時に断って以来、連絡していないはずですが覚えられていたんですね」

「あんた世界回って何やってたのよ」

「・・・・いろいろ?」

「疑問形で返さないでくださいですの。まあとにかく、しばらくの間よろしく
 お願いしますわ」

「ええ、こちらこそ改めてよろしくお願いします」

白井は信乃の話で同情したのだろうか、態度が少し柔らかくなっていた。

「あ、それよりも、しばらくの間うちの学校に来るみたいだけど自分の学校は
 どうするの? 一応学生でしょ?」

「ああ、それなら学園都市に来てからの1カ月の間に1年分の単位を全部取りました」

「は!? 1年分全部!?」

「そんなことできますの!?」

「本当は授業に参加しないといけないんですけど、私の高校の理事長である氏神さんに
 ダメ元で頼んでだら、筆記と実技の両方のテストで合格したら
 単位が取れるようにしてもらいました」

「それで合格する信乃にーちゃんもすごいわね・・」

「信乃さんの学校、相当厳しいのではなくて・・?」

御坂も白井も呆れていた。

「難しかったですけど、なんとか合格できましたよ。
 まあ、そんなわけでしばらくといわずに1年間でした
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