出会い
Trick08_・・ご、ご愁傷様?
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こに?」
「わからないけど、こういう時は信乃にーちゃんは大抵・・」
御坂は階段を上りきり扉を開けた。
そこは
「屋上よ」
予想通り信乃はフェンスに背を預けて空を見ていた。
「あいかわず高い所が好きだね、信乃にーちゃん」
「にーちゃん言わない。いいかげんに直してください。
高い所が好きでも別にいいじゃないですか。
『馬鹿とハサミは高い所が好き』って言いますから?」
「「混ざってるよ(ますわよ)」」
「それで何の用です?」
「決まってるでしょ! 修理員って何よ!?」
「修理をする人のことです」
「じゃなくて! 何で信乃にー、じゃなくて信乃さんが修理員なのよ!」
「それはですね・・」
前日 風紀委員支部にいる信乃へ電話が来る数分前のこと前のこと
常盤台中学の理事長が電話を相手に大声で懇願していた。
「お願いします、マリオ氏! あなたにしか頼めないんです!
我が校の校舎はあなたが作られた芸術品であり、修理するにもあなたか、
もしくは同じ技術を持った人しかできないんです!
この技術を持っている人はマリオ氏! あなたしかいません!
『ワシは今いそがしい! 修理が必要ならもう少し待ってろ!
わざわざ極東の国に行く暇は・・・ん? おい、確かそこは日本だったな?』
「はい、日本の学園都市です」
『≪ニシオリシノ≫って日本人のガキがそっちの国にいるからを探せ!
歳は15だ! 見つけたら連絡しろ!』
ガチャッ! プープープー
「マリオ氏!? ・・切れてしまった。この広い日本でどうやってみつけろと・・」
「理事長見つけました」
「はや!」
声を出したのはパソコンを操作していた秘書だった。理事長も思わずツッコミ。
「ちょうど学園都市にいます。しかも風紀委員に所属してます。すぐに連絡も取れます」
「い、今すぐに電話を掛けてくれ!」
電話がかかってきた風紀委員177支部
「はい、代わりました西折です」
『常盤台中学の理事をしてるものだ! 早速で済まないがマリオ氏に電話を繋げる!』
「は?」
『ようシノ、元気にしてるか?』
「え? マリオさん? あの、お久しぶり、です。急にどうしたんですか?」
『実は建物の修理を頼まれたんだが、ワシは忙しくてな。だからお前頼む』
「へ!?」
『お前はワシの手伝いで技術を覚えたじゃろ? なら大丈夫じゃ』
「ちちちょっと!?」
『ワシの代わりじゃしっかりやれよ』
ガチャッ!
「・・・」
『こちらにも電話は繋がっていたのでお話は聞いてましたよ!
いや〜、あのマリオ
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