二十五話
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紹、袁術が優位だが、各陣の連携と士気は曹操に圧倒的優位だった。
決戦直前。華琳自ら先陣に立ち兵を鼓舞した。
「皆!良く聴け。我らは数で劣り敵は此方の三倍近くだ。だが、正義は我らにあり。袁紹、袁術は弱小の劉備を痛めつけるだけの卑怯者。私の鍛えた精鋭の敵では無い。この曹孟徳を信じよ。我に必勝の策あり!!」
「「「「「「おおー!!」」」」」」
「いざ往かん。曹孟徳と覇道を共に進もう」
「「「「「「おおー!!」」」」」」
華琳の演説を聞き三倍近くの敵を前に曹操軍の士気は上がった。
先陣の秋蘭の隊が孫策と激突し、苛烈な戦いが始まった。
秋蘭は猛将孫策相手に一歩も引かず後続の仲間を信じた。
「我らは決して孤軍では無い。落ち着いて後ろを信じ突き進め」
「「「おおー」」」
秋蘭の指揮の下、功を焦らず各隊は孫家の猛攻をいなし奮戦した。
それに対し孫策軍は自軍が孤立し始め浮き足立った。
「まずいわね。味方が続かない。あの馬鹿共、私達を見捨てる気ね」
孫策が慌て始めた時、左右から爆音が響き孫策軍は未知の物に恐怖した。
「おい、なんだ今の音。あんな音聞いた事無いぞ」
「大変だ!曹操軍の投げてきた黒い球が破裂して味方が死んでいったぞ」
「おい、どういう事だ。一体、何が起きている」
如水軍は左右に回り込み鉄玉を投擲していた。その音を合図に第二陣の霞の軍が強襲した。
「いまや。孫策を討ち取るで〜」
未知の物体への恐怖と張遼の強襲で孫策軍は持ち堪えれず壊滅した。
袁紹、袁術は孫策軍が壊滅した事で驚き陣形を下げ本陣の守りを強化した。
曹操はそれを好機と見て全軍に突撃の命を下した。
「くそ!!あの馬鹿のせいで私の大事な兵が皆死んじゃった。しかたないっか!…冥琳、蓮華を頼むわ」
孫策は親友の軍師周瑜に妹の事を頼み、最後の攻撃の準備をした。
「おい、何をする気だ雪蓮。急いで逃げるぞ」
「だめよ。袁術に恩は無いけどこのまま逃げれば、死んでいった仲間に申し訳ないわ」
「おい!待て。行くな雪蓮!」
孫策は友の静止を振り切って残った手勢を集め張遼に突撃した
「我が名は孫伯符。命が惜しく無い奴から掛かって来なさい」
「よっしゃ!この張文遠が相手や」
「貴女が張遼ね、仲間の仇討たせて貰うわ」
「そうわいくかい。返り討ちにしたる」
霞と孫策の戦いが始まり。周瑜が残りを撤退させた為。敵の陣形は崩れた。そこに秋蘭と、後から合流した春蘭は袁術軍本隊に挑み。如水と華琳は袁紹の陣に攻撃を仕掛けた。
「如水!鉄玉と火箭の用意は出来てる」
「ああ、鉄玉四百個と火箭四千丁、いつでも使える」
「わかったわ。如水、先陣に行きなさい」
「了解した」
そして、如水軍の真桜は再び部隊に鉄玉の投擲を命じた
袁紹
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