不可思議「修正」
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。目を周囲に泳がす。幸いなことにアレの足は千切れている。仮に目を覚ましたとしても遠くには行ってはいまい。
そう高を括った瞬間、スコール・ミューゼットは吹き飛ばされた。
「かはっ!?」
一瞬意識が飛んだ後、次の瞬間には仰向けに空を仰いでいた。
「何が?」
身を起こし、最後に自分が居た所を見る。そして、彼女はあり得ない物を見ることになった。
「衛宮、切嗣!?どうして……」
そこには、五体満足でコンテンダーを構える暗殺者の姿があった。足は血に濡れ、コートは鮮血で染まっているが、確かに彼は立っていた。
太陽を背に、周囲の炎に身を焦がしながらもただずむその姿からは表情は見いだせなかった。いや、見出す必要が無かった。
「っ!」
反射的にハンドガンを彼に向けて放つ。絶対防御を無視して相手に傷を負わせる弾丸。それが切嗣に当たった瞬間、消し飛んだ。
怖い。
素直にそう思った。
怖い怖い。
あの顔が
怖い怖い怖い……
あの銃が
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
彼を取り巻く炎が、彼の後ろに在る太陽が。
全てが怖い怖い怖い怖い怖い怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖イ怖怖怖怖怖怖怖イ。
あの、男の後ろに居る白の聖母が怖い。
男は告げる。
「任意プログラム起動。ISシルバームーン。セカンドシフトに強制移行」
終焉の鐘を。
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