第5話 修行の日々(7月12日改稿)
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中でする派だったので、他のトレーニング方法なんか知らないんだが。
この辺はノエルさんがどこからか調べてきてくれ、トレーニングメニューを教えてくれた。
それで、普通にトレーニングが続けられるようになれば、それらを「纏」をしながらする。名付けて「纏」トレーニング。
「纏」というのは、自身のオーラが拡散しないように体の周囲に維持する技術だ。
「纏」を行うと「体が頑丈になり」、「身体能力も格段に上がる」念能力の基本中の基本だ。
まぁ、最初は5分でバテた。「纏」は念ができるようになってからずっと続けて来たのでもっとできると思ってたんだが、「纏」をしながら各トレーニングするというのはかなりキツイ。
なので、バテたら休憩がてら「絶」をする。
「絶」というのは、自分の体から発散されるオーラを絶つ技術だ。
「纏」がオーラを体の外・表面に維持する技術なのに対し、「絶」は体の内でオーラを維持する技術だ。オーラを体の内部で維持することにより「気配を絶ったり」、「疲労回復を促進させる」ことができるようになる。
「絶」をして疲れがとれたら、「纏」をしながらトレーニング。
後はまぁそれを繰り返す。
少しずつ「纏」の時間を延ばすのが目標だ。
3ヶ月ほど続けると30分の「纏」トレーニングを「絶」することなく、つまり休まずにできるようになった。
「纏」で身体能力が上がるので、30分で走れる距離やスピードは見違えるほどになった。
ただ、たまにすずかも一緒にトレーニングをしたりするんだが、どう見ても「念」を使ったオレよりも彼女の方が身体能力がはるかに高いってどうなのよ………。
「纏」「絶」は引き続き修行を続けるとして、新たな修行として、「練」でオーラを増やす。
そして、その増えたオーラで「纏」をする「堅」の修行に移ることにする。
「練」というのは、体内でオーラを練り上げ、通常以上にオーラを生み出す技術だ。
「堅」というのは、「練」で増幅したオーラを維持する技術だ。
通常、念での攻防は「堅」で行うので、「堅」の維持時間が「継戦時間」になる。
つまり、「練」で使用可能なオーラを増やすことと、「堅」の維持時間を増やすことの2つが必要となる。
最初の日、「堅」ではなく「練」が5分続かなかった自分の才能の無さに「俺、才能無いんじゃね?」と凹んだのはいい思い出だ。
結局、「纏」でトレーニング可能な30分間を「堅」でトレーニングすることができるようになるのに半年かかった。
念の修行を始めて9ヶ月になるけど、素の身体能力もめきめきと上がっている。
最近やっと「堅」で強化すると、すずかの身体能力と同じ域に達
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