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黒子のバスケ 無名の守護神
第一話 誠凛高校
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1on1してんだよ。まったく。」
「それなら水野くんがやってください。」
「えっ。ど、どーして分かったのか気になるのですけど。説明頂けます?」
それにしても声かけられるまで気づかなかったよ。
さすがクロちゃん。
「まる見えですよ。それより火神くんの相手をしてあげてください。」
アイツ、火神って言うんだ。
へぇ〜。
って火神がこっち見てるし。
仕方がない。
やるか。

「お待たせしました。となりにいるのが帝光時代のチームメイトだった水野くんです。」
「どうも。」
それにしてもでかいな。
ブロック出来るかな。
「そんなことはどーでもいい。オマエなら楽しませてくれるんだよな。」
「努力はするよ。」
青峰とは同種だよな。
それにダンクしかしないようだし。
「それじゃー、行くぜ。」
早速かよ。
それにしても早いな。
だがジャンプのタイミングに合わせれば。
「ほいっと。」
簡単に取れるよな。
「次は俺だよな。」
「ああ。」
ダンクは案外止めやすいしな。
それに荒すぎる。
「それじゃあ行くよ。」
僕は少しドリブルをすると、そのままシュートを打った。
緑間程の確信は無いけど、僕のシュートは大体入るんだよね。
火神なんか驚いてるよ。
打つなんて思ってもいなかったんだろうね。
「もう一回だ。」
「いいよ。何度でも叩き潰して上げる。」
そのあと何回やったかは覚えていないけど火神には一本も入れさせなかった。
僕は何本か決めたけどね。
そろそろいいかな。
「火神くんだっけ?」
「ああ。」
「気づきなよ。君の力では僕には勝てない。」
屈辱だろうな。
甘く見ていた日本の選手に負けたんだから。
「もし僕に勝ちたいならスキルを上げる努力をすることだね。」
あ〜あ。
疲れた。
もうハンバーガー買う時間もないや。
急いで帰らないと。
「じゃあね、クロちゃん。」
「はい。また会いましょう。」
僕は家が少し遠いので走った。
それもひたすらに。
でも信号は守ったよ。
この歳で捕まったら笑い事にならないし。
それに赤司の説教を聞きたくないから。
そんなこんなで家についたのは22:00でした。
独り暮らしだからあまり門限はないけど。
自分で決めていた門限は過ぎてしまっていたことがショックだった。


キャラクター情報
水野翔(みずのしょう)
水瓶座
1月25日生まれ
ポジションはSG
身長163cm
体重 57kg
元帝光中バスケ部レギュラーメンバー
仲が良いのはキセキの世代全員


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