第1章
旧校舎のディアボロス
第19話 明日夏VS堕天使
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の威力は無い。
以上の点から攻撃武器としてはあまり使えない。
だからと言って、全く使えない訳ではない。
今みたいに初見の相手には奇襲に使え、手傷を負わせることが出来る。
その他にも、色々と汎用性が高い為、『賞金稼ぎ』達の間ではかなり重宝されている。
ちなみに名前はバーストファングと言う。
「「……ぐぅ……」」
女堕天使の二人はバーストファングの起爆と起爆による光の槍の誘爆で槍を持っていた手と腕にかなりの火傷を負っていた。
おそらく、今の戦闘ではもう使い物にならないだろう。
「ちぃ!」
男堕天使が舌打ちをしながら、光の槍を投げつけてきた。
「フッ!」
俺はそれを『雷刃』で縦に真っ二つに斬り裂く!
「何ッ!?クッ!」
男堕天使が翼を羽ばたかせ、俺から距離を取ろうとする。
俺はバーストファングを二本、男堕天使に投げつける。
「フン!」
男堕天使はそれを避ける。
「フッ。当たるもの…」
ドォン!
「ぐわっ!?」
甘いな!
二本のバーストファングは男堕天使の背後で交錯するようにお互いが当たり、それがスイッチとなり、爆発した。
もともと、避けられるのは予想できた。それを逆手に取って、奴の背後で交錯するように投げつけたのだ。
俺はその場で飛び、『雷刃』で男堕天使を斬り裂こうとする。
まずは一人!
「ッ!?」
だが、突然横から光の槍が飛んで来た!
「チィッ!」
俺はそれを『雷刃』で弾くと、そのまま地面に着地して、槍が飛んで来た方を見る。
そこにいたのは、一人の女堕天使だった。
……天野……夕麻ッ!!
その容姿と名前は忘れる訳が無い。イッセーを騙して近付き、殺した張本人!
俺の中で沸々と怒りが沸いて出てきた。
……千秋の事を言えないな俺も。
「……久し振りだな……天野夕麻……」
俺はなるべく平常を装い、奴に話し掛けた。
「やめてくれない、その名で呼ぶの。最も、穢れるから本名でも呼ばれたくないけど」
……人間をとことん見下してるなこいつ。
「貴方達、こんなガキ放っておいて、アーシアを捜すわよ」
「しかし、コイツは我々の計画を…」
「この子の目的は私達を引き付けて、アーシアが逃げる時間を稼ぐ事よ。相手にしてたら、アーシアがどんどん見付け難くなるわ。アーシアがいなくちゃ、計画も何も無いわ」
「「「ハッ!」」」
堕天使達がこの場から飛び去ろうとする!
「行かせるか!」
「フッ!」
「ッ!?」
天野夕麻が光の槍をなんの躊躇いも
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