魔法先生ネギま!
0275話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
あ、いいんちょ。私も付いてく」
椎名がそう言って、ビニールシートの上から靴を履いたあやかの後を追っていった。
「あのまま放って置いて大丈夫だと思うか?」
未だに俺に抱きついたままの柿崎へと尋ねる。
「んー、ちょっと心配は心配だけど……桜子が行ったって事は、まず危険は無いと思っていいんじゃないかな? それよりもアクセル君、背中どうよ?」
「背中?」
「そうそう。何か幸せな感じがしない?」
「……まぁ、そういう事にしておいてもいいが」
これが俗に言う、『当ててんのよ』状態という奴か。
「うーん、この年頃じゃやっぱり女の子にはまだ興味ないかぁ」
「ちょっと、美砂。はしたないからやめておきなさいよ。いいんちょが戻ってきたらまた騒がれるわよ?」
「ふふふ。もしかしたら私も円みたいにアクセル君争奪戦に参加するかもね?」
「はぁ……まぁ、私の事はいいから……ん? あれって高畑先生?」
釘宮の言葉に視線を向けると、そこには猫を持つかのように襟首を掴まれたあやかと神楽坂の姿があった。他にも見覚えのない女子達がいる。あの様子からして、恐らく2-Aの生徒達とやりあった相手なのだろう。
ネギはその間でおろおろしていたようだが、今は高畑のおかげで安堵の溜息を吐いている。
まぁ、10歳程度の子供が女子中学生達の揉め事に巻き込まれてしまえばしょうがないだろう。ただでさえ人前ということで魔法を使う訳にもいかないんだし。
結局その場は高畑が収めたが、これが原因で揉め事が起きなきゃいいけど……
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ