魔法先生ネギま!
0275話
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の大浴場でネギや俺を引き取る権利を掛けて巨乳対決なる馬鹿騒ぎが引き起こされていた事を、俺は知らなかった。
結局、ネギの魔法でドサクサ紛れに何とか有耶無耶にしたようだが。
翌日、教室に入ってきたネギはどことなく明るい表情をしている。
……神楽坂は、そのネギをどことなく不機嫌な表情で見ているんだが……また何かやったんだろうか?
「えー、皆さんお早うございます。早速ですが連絡事項をお知らせします。夕映さん、アスナさん、まき絵さん、古菲さん、楓さんの5人には用事がありますので放課後に残っていて下さい」
「あー、バカレンジャーの居残り授業か。アスナは前は楽しみにしてたんだけどなぁ」
前の席で明石がそう呟く。
「前?」
「うん。ほら、ネギ君が来る前は高畑先生が担任だったでしょ?」
その言葉だけですぐに明石が何を言いたいのかが分かった。
神楽坂が高畑に好意を持っている事は色恋沙汰に鈍い俺ですら気が付けたのだから。
「それがネギに変わって神楽坂は不満、と」
「そうだにゃー」
ま、神楽坂としては不満だろうが成績が悪いというのは学生の身としては致命的な弱点だ。逆に言えば、成績さえ良ければ多少の不都合は関係無くなるというのもまた事実だったりするが。
「そういう意味じゃ、ネギの居残り授業も別に悪くは無いんだよな」
小さく呟いて、1時限目の授業が始まったのでそちらに集中する。
バカレンジャーの居残り授業があった翌日の昼休み。まだ2月という時期だが、既に雪も無く空には雲が殆ど見えない青空が広がっていた。
「はい、アクセル君。良く噛んで食べてね」
そんな天気なので、折角の昼食を公園で食べる事になった。
公園と言っても、いわゆる校庭の一種で芝生が広がっている場所だ。
「あははは。こうして見ると那波さんってアクセル君のお母さんみた……い…」
「馬鹿っ、美砂!」
「あらあら、柿崎さん。何か言ったかしら?」
「いえ、何でも無いです。那波さんがアクセル君のお姉さんみたいだと」
昼食を共にしているのは既にいつものメンバーと言ってもいい千鶴に、あやか、夏美。そして柿崎、釘宮、椎名と俺で合計7人だ。
学生の定番というべきか、皆がそれぞれ持ち寄った昼食でおかずのトレードをしたりしている。
……もっとも、俺、千鶴、あやか、夏美の4人は全部千鶴が作っている同じ弁当だし、柿崎達は冷凍食品の詰め合わせとかコンビニおにぎりとか、総菜パンとかだが。
「夏美ちゃん、そのミートボールちょっと貰ってもいいかな?」
「あ、うん。いいよ。はい」
柿崎にお願いされ、ミートボールを取りやすいように弁当箱を差し出す。
「ありがと。はい、こっちはお
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