病み六花の自己中が解放される時・前編
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ない。いや、そもそも六花に風邪を引かせたのだって、自分のせいじゃないか。
――マナの馬鹿!
六花の叫びは今でも胸にきつく響いていて、一時間目の授業にはまるで集中できなかった。頭の中には、雨でびしょ濡れになりながら、泣きぐしゃった六花の顔が鮮明なまでに残っていて、責め立てるかのようにマナの胸を締め付ける。
(行かなきゃ……)
どう謝ればいいのかは、わからない。
しかし、このままで終わらせるわけになんていかないのだ。
「先生、今日は早退します!」
マナは学校から駆け出した。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ