幸せの王子とツバメの役目
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じりよる。
「へ? 六花が私を脱がせるの?」
「だって、私がツバメだもの」
六花はマナの首元へ手を伸ばし、リボンを取り去る。
セーラー服の前を閉じるボタンを一つずつ外してゆき、まるでワンピースのように上下一体型となったその服を、皮でも剥くかのように脱がせていく。
「なんか、人に脱がせてもらうって、少し恥ずかしいね」
マナの肩が、二の腕が、少しずつ露出される。ピンク色のブラジャーに包まれた胸に、白いお腹が六花の視線を惹きつけた。
「でも綺麗じゃない。マナの肌って、とってもスベスベ」
手首から裾を引き抜き、制服をはらりと床に落とす。
下着姿になったマナは顔を赤くし、気まずいような恥ずかしいような表情で、六花の突き刺さる視線にもじもじした。
「ねえ六花、ちょっとジロジロ見すぎじゃない?」
「そうかしら。マナの体って綺麗だから、羨ましいのよね」
六花は胸元の形とじっくり観察し、視線を下へ下へとスライドさせ、パンツの柄をチェックする。ピンク色の布地には、花模様を思わせる刺繍が入っていた。
「ねぇ、だから見すぎだってば」
「そうね。このまま全部いくわよ」
「うぅ……。やっぱり全部?」
「当たり前でしょ」
六花は肩紐へ指を差し込み、肩から背中へかけて、その指を這わせてゆく。
「おっぱい見ちゃう?」
仮にも校舎の中で、親友の手によって衣服を取り払われていくことに、堪らない恥ずかしさが込み上げる。女同士といっても、あまりじっくり見られては困るし、人の手で脱がされるなんてまるで子供みたいだ。
「見ちゃうかもね」
囁くような六花の声に、心臓の動悸が高鳴る。
「ちょっと胸がキュンキュンしちゃう」
「ふふっ。今言うと、変な意味に聞こえるかもね」
六花は肩紐をつたって背中へ指を這わせていき、ホックをぱちりと外す。
気まずそうに照れている顔に目を合わせれば、マナはますます顔を赤くして目を逸らした。そんなマナの挙動が可愛くて、六花も胸がキュンキュンしてしまう。
「も、もうっ。人が来たらマズイんだから、早く済ませて?」
「しょうがないわね。あなたは」
六花は肩紐を一本ずつ下ろし、緩んだカップをぱかりと外す。
「これでパンツと靴下だけに……」
曝け出された乳房に、ごくりと息を呑んだ。
柔らかな膨らみの頂点にある、薄桃色の部分から突起が出ているところが、マナの恥じらいの表れのように思えて、ウブな胸に見えて愛らしい。
「マナのおっぱい、綺麗ね」
つい触れたい衝動にかられてしまい、乳房のそばの、あばらのあたりに手を当てる。
「もーう! 感想なんか言わなくていい!」
「はいはい」
腰を撫でるようにして、手をパンツへ移動させる。ゴムの内側へ指をかけ、ゆっくり、少しずつ大事な部分が覗けてみえてくるように
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