第183話
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撃てばガス欠ですね。
威力を抑えれば数発はいける、といったところですか。)
エネルギーの残量からできる戦闘手段をざっと浮かべ、麻生を注視する。
跡形もなく吹き飛ばした山の事などまるで気にしていない。
ミサイルを飛ばした箇所からガトリングガンのような形状の小銃が出現し、弾幕を張る。
麻生は弾丸を防ごうとせず、その場から姿を消した。
(また、空間移動ですか。
それはもう通じませんよ。)
立っていた場所から約五キロほど離れた地点で麻生は立っていた。
(どうすればあいつを倒せる・・・・
あのエネルギー砲はそう何度も撃てないはず。
再び再装填とかに時間がかかるとするのなら、今倒さないといけないのに・・・)
焦る気持ちを抑えつつ、必死に頭を回す。
どうにかして状況を打破しなければならない、と考えていた。
避けろ、と。
急に直感が警告を出した。
迷わず従い横に跳んだ時、麻生が立っていた所に先ほどとは威力が衰えているが、同じ光の波動砲が通り過ぎた。
ギョッと眼を見開く。
光の波動砲は街から数十キロ離れた場所で爆発した。
さっきとは爆発も威力も格段に下だが、直撃すれば確実に死ぬのは変わりなかった。
それよりも麻生が動揺しているのは。
「どうして俺の居場所が分かった!?」
辺りには探知できないように結界を張っている。
念には念をと星の力も纏っていない。
なのにどうして?
(ともかくここから移動)
辺りに視線を向けると・・・・一〇のミサイルが建物の死角から飛び出してきた。
「しまっ!?」
ミサイルは麻生が空間移動するより速く、着弾する前に爆発し、麻生は爆風の中に呑まれていった。
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