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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
序章 出会い
第14話 幽霊屋敷の少年
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セン!この子達は悪気があってやったんじゃないんです。どうか、許していただきませんか?」

どうやら幽霊じゃないみたいですね。よかったぁ〜。それにしても、礼儀正しすぎますっ!

マ「ウェンディが言ってもねぇ・・・」

へっ?

エ「もしかして、お前が今噂になっている怪物(モンスター)か?」

ショ「怪物(モンスター)?」

グ「何だそりゃ?」

ル「リョウ、怪物(モンスター)って?」

リョ「最近、「幽霊や妖怪と喋る事が出来る魔道士がいる」っていう噂があるんだ。誰が命名したか分からねェけど、その魔道士の異名が怪物(モンスター)って言うんだ。評議院の間じゃあ、今はめちゃくちゃ話題になってるぜ。」

幽霊や妖怪と喋るっ!?す、すごい能力ですね。

ト「よくご存知ですね、光栄です。僕はトーヤ、トーヤ・ファインという者です。そちらの方が今仰ったとおり、怪物(モンスター)というのは僕の異名です。以後お見知り置きを。」

トーヤさんは自己紹介をすると、被っていたローブのフードを取りました。銀色のクセ毛の髪の毛に、夜景のような綺麗な紫色の瞳。とても穏やかな瞳で私はつい見惚れてしまいました。

ナ「俺はナツだっ!こっちは俺の相棒の・・・」

ハ「ハッピーです!」

マ「私マヤだよっ!よろしくねっ!」

リョ「俺はリョウ。ルーシィの」

ル「私はルーシィ。よろしくね。」

リョ「いててててててっ!」

ルーシィさんがリョウさんの耳を引っ張ります。い、痛そうです・・・

グ「俺はグレイ。よろしくな。」

ユ「私はユモス。「ユモ」って呼んでね。」

エ「私はエルザだ。」

ショ「俺はショール。よろしくな、トーヤ君。」

ウェ「ウェンディです。こっちは・・・」

シャ「シャルルよ。」

ト「えっと、皆さんよろしくお願いします。」

礼儀正しすぎますよっ!

マ「だから、ウェンディが言っても・・・」

へっ?

ナ「トーヤ、俺と勝負しろっ!」

早速ナツさんがトーヤさんに勝負を挑んでいます。

ト「えっと、僕は構いませんが、場所を変えていただきませんか?」

ル「それじゃあギルドでやりましょ。」

エ「その前に依頼の報告をせねばな。」

リョ「よぉ〜し、んじゃギルドに帰るかっ!」

私は幽霊屋敷を出る時に、

ト「じゃあ、また明日来るからね。」

小声で呟いているトーヤさんの声が聞こえました。
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