第二幕その八
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「愛の幸せが永遠に消えてしまったのね」
こう感じ取ったのだ。
「あの愛の喜びの時間は私の中にはもう帰って来ない。貴方の為のこの涙を貴方がもう愛の渇きを感じないのなら死の中に感じるしかないのね」
ここまで言って泣きながら玄室から駆け去った。しかしタミーノはやはり一言も話さないのであった。そうしてである。
パパゲーノはである。ここで呟くのだった。
「いざとなれば黙っていられるんだ。料理人の旦那と酒倉番の旦那に乾杯だ」
上機嫌で今パンとワインを食べ終えていた。
「あれっ、行かれるんですか」
タミーノが今の玄室を後にするのを見ての言葉だ。
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