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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第十八幕 「秘めたる思いの丈」
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・・どいつもこいつも・・・どいつもこいつも!!
(勘違いで)最後の希望を断たれた鈴に、もはや内なる獣を抑え込む術はない。本能の赴くまま、親友だと思っていた者たちに嫉妬という名の暴力をぶつけるため――
「リア充なんてぇ・・・ ス ベ テ シ ネ バ イ イ ン ダ ー ! !」
「・・・はい?」
「ええ!?」
鈴は理性を手放した。
= = =
「あっはっはっはっはっはっ!!お、俺とシャルが付き合ってるって・・・ブフー!!」
「僕たちはフツーの友達だよ?」
「箒は幼馴染なんだから仲良くて当然だろ?」
「それに、大体一夏がやたら女と一緒にいるのは今に始まったことではあるまい」
「べ、別に簪ちゃんとはそんな関係じゃないんだけどなぁ・・・」
「うわぁぁーーーん!!何よ何よ!これじゃあたし一人でバカみたいじゃないの〜〜!!」
結局のところ、すべて鈴の勘違いだったというわけだ。余程面白かったのかジョウはトントンリズムを取りながら「NDK?NDK?」などと煽っており、鈴の顔は怒りと勘違いした恥ずかしさで鬼灯のように真っ赤になっている。
「しかしそれにしても・・・良く暴れたなぁ?」
「うっ」
「これだけ暴れればさぞすっきりしただろうねぇ?」
「うう・・・悪かったわよぉ」
取り押さえ中に一夏は6メートルほど吹っ飛ばされたしシャルはシールドエネルギーがレッドゾーンに入りかけたし、机はことごとく壊れ窓ガラスも無事なものから数えたほうが早い。
ジョウのカバーで奇跡的にけが人は出なかったものの、転入初日にこれだけ暴れればヘタすりゃ停学どころか退学モノだ。
ジョウはちらりと鈴の方を見る。既にワイヤーの拘束は解かれているが、自身のやらかした事の重大さに気付いたのか顔が青ざめている。やれやれ、世話の掛かるお嬢さんだ。
「・・・わざわざ来たのに退学処分にさせるのも忍びない。楯無の奴に処理してもらうか」
「じ、ジョウ・・・!!」
「そうだな・・・それで駄目なら全員で暴れたことにして謝りに行こうぜ!」
「反省文何枚書かされるか分からないけどね・・・まぁ友達の為なら安い物、ってね」
「ユウ・・・一夏・・・!!」
相変わらずのお人よし発言。それが2年ぶりに皆に会った鈴にとっては何よりも心に沁みた。
いつしか話は逸れ、昔の思い出話が始まる。
「そういや昔も似たようなことがあったな?」
「ああ、兄さんが体育倉庫の出入り口を粉砕したあれ?」
「・・・ああ!あれは大変だったわね〜!先生の誤解を解くために数馬や弾と一緒に土下座して・・・」
「あ、あははは・・・いやあの時はマジですまんかった!」
懐かしい。みんなあの時と全然変わってない。中学時代に一緒に馬鹿やって過ごし、帰りに寄ったフ
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