箱庭で修行
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
さて、夏休みに入り、箱庭にあるサウザンドアイズ本店。その母さんである白夜叉専用の和室に俺達は居る。リアス達は元ノーネームの本拠地でお世話になるそうだ。
「さて、今日から一ヶ月程、おんしらの面倒をみる訳じゃが…………まあ、実家と思って過ごすとよい。おんしらの世界では7月26日じゃが、こちらでは10月じゃからの。祭りも企画しておるし、修行が及第点じゃったら、私の金で遊ばせてやろう」
「ほんとっ!!」
「…………やった…………」
九重とオーフィスを筆頭に小さい子達は喜んでいる。というか、オーフィスは元から成功しているよな。
「無茶苦茶難しそうだな」
「む? まあ良いか。それより、宴じゃ」
白夜叉が合図すると、ここで働いている定員さんが豪勢な料理を運んできてくれた。
「それでは、食うとするかの。では、皆の者、修行を頑張るんじゃぞ」
「「「はい」」」
それから、美味しい料理を食べだす。俺は俺で母さんとお酒を飲み交わす。
楽しい時間を過ごしていると、行き成り襖が吹っ飛んだ。俺と母さんはそれを消し飛ばす。そして、その奥から現れたのは男性と女性2人。男性は革ジャンにジーパンを履いて、ヘッドフォンを着けている。もう1人の女性は赤いドレス姿で、もう1人はTシャツにミニスカートだ。
「よぉ、白夜叉。お前の息子が来てるって聞いたから遊びに来てやったぞ」
「そうよ。黒ウサギから聞き捨てならない事を聞いたのだけれど、それについても答えて貰うわよ?」
「そうそう、こんな面白い事をしてたなんて、知らなかったよ」
やって来たのは予想通りの問題児達だ。ただ、成長しているようだが。
「はっ、はっ、はっ、黒ウサギめ…………まあ、構わん。黒ウサギが言った事は全て本当じゃぞ」
「へぇーって事は、十六夜君の浮気が判明したわね」
赤いドレスの女性の手が高純度の炎と水に包まれる。
「おいおい、俺は知らない…………いや、そういう事か。まさかとは思っていたが、俺がこないだギフトと交換してやった遺伝子情報でそいつを作りやがったな」
「うむ! 知的好奇心と欲望のままに私の後継者として作ってみた! 後悔も反省もしておらぬ」
「おい」
とんでもない情報が出て来た。俺は知的好奇心と欲望のままに作られたのか。
「まあ、そういう事なら仕方無いわね」
「そうだな。おもしろそうだし、構わないぜ。で、俺と白夜叉の遺伝子を継いだ奴がどんな力を持つのか、楽しみだ」
「あーお手やわらかに頼む」
他の子達は十六夜と飛鳥の発するプレッシャーに押されている。
「はっ、それは嫌だね」
「まあ、此奴はまだまだ成長しておるからの。これからの修行しだいだのう。短期間で
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ