番外 巫女と黒い竜と妖精王3
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な豪邸に住んでるお嬢様だとしたら尚更だ
もう一度聞くお前は何者だ?」
「なーんだ、バレちゃったのか」
彼女の体を赤い光が包みさっきまで彼女が着ていたドレスは胸元を強調したデザインの鎧へと姿を変えていた
そしてその胸元には何本かの糸で吊るされた人形を模した紋章があった
「その紋章……血塗れ傀儡か」
「私たちにはそれが必要なの
最後にもう一度だけお願いするわ
それを頂戴」
「だーかーらー!悪用しなきゃやるつってんだろ!
何に使うかを教えろって言ってんの!」
「それは言えない!だから力ずくで奪わせて貰う!
人形撃:燭台人形?」
上に吊るされて居たシャンデリアに眼と口ができ両手の炎を使って攻撃し始めた
「ちぃ!埒が明かん?ウェンディ、下がってろ?」
「は、はいぃぃ……」
ウェンディはトテトテと走り物陰に隠れた
とは言ったものの……
まだ魔力が万全じゃねえか…やっぱバハムートの影響か
「おぉぉらぁ?」
レインは魔力を込めた拳で炎を打ち払った
「なっ?」
「ナツほどじゃねえがなかなかだな
流石はギルドマスターってとこか
人形関係の魔導師のみを集めたギルド血塗れ傀儡
最近はあまりいい噂は聞かねえな
俺は闇ギルドでもお前らは気に入ってたんだぜ?」
「だったら真珠をよこせ?」
「渡せねえって言ってるだろ!
換装、夫婦剣:炎龍」
レインの手には黄金色の炎を纏う長剣と銀色の炎を纏う短剣が握られていた
「金炎?」
ズバァ!
シャンデリアの片腕(?)を切り落とし
「銀炎?」
ズババババ?
右手の短剣で細切れにした
「くっ……なら…人形撃:机人形?」
今度は宝石が装飾された机が動き始めた
しかしレインは二本の剣を逆手に持ち深く腰を落とした
すると剣からそれぞれ金と銀の炎がたちのぼった
「双剣術炎龍型:双炎じ「マスターを虐めるな?」……?」
突然の声に技を中断するレイン
その声の主は何と子供だった
そして屋敷の奥から出て来たのは数人の子供達だった
「そこをどきなさいあなた達?出て来てはダメだと言ったでしょう?」
「でも、こいつはマスターを虐めた!」
「私たちのマスターを虐めるやつは私たちが許さない!」
「みんなかかれー!」
「「「おおおおお!」」」
「子供の相手は苦手だ……影縫!」
レインは全ての子供の影を縫い付け動きを封じた
「う…動けない?」
そう叫んだ子供の首筋にあった傷にレインは違和感を覚えた
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