第22話「部員たちのペニスを測れ」
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達の前では、隠すことなど考えずにひたすら測定に集中していた。どうせ二度と会うことのない相手なので、そもそもそんな意識をしなかった。
身内の登場でようやく羞恥心が刺激された。
恥じらいが薄れている。
それは女としての自分の価値が下がることのように思えて、麗華は危機感を覚えていた。このままでは特殊性癖が身について、何の恥じらいもなく平気で露出を行えるようになってしまうのではないかと危惧してしまう。
そんな事態を避けるべく、ポーズだけでも隠す素振りを見せないわけにはいかなかった。
「何を今更恥ずかしがってるんですか?」
「俺ら、画像だけど全部見てるんですよ? 先輩のカラダの情報、全部暗記しちゃいました」
厚顔無恥な部員達は、ぞろぞろと列をつくって麗華にペニスを突き出した。さすがに大人よりは小さいが、それでも立派には違いない一物を麗華は黙ってメジャーにかける。淡々と数値を告げ、手を前後に揺り動かした。
「あぁ、先輩にシてもらえるなんて最高です」
部員はうっとりする。
「余計な口開かない」
麗華は胸を隠しながら、手の平に肉茎の熱さを感じた。女が身体の情報を握られるのは屈辱だが、麗華がみんなのペニスを把握したところで何の秘密を握ったことにもならない。麗華だけが一方的な扱いを受けていた。
射精させ、順番が進む。
「お前早く出せよ……」
「あとがつかえてんだからさー」
次の男子はなかなか出さないため、順番待ちが次々に声を上げ始めていた。彼の耐久力が高いのもあるが、先ほどまでの麗華は両手を使っていた。しかし、今はもう片方の腕を隠すために使っている。それが射精感の高まりを遅らせているのだ。
「ほらほら先輩、もうちょっと頑張ってくれないと終わりませんよ?」
さも馬鹿にしたように、頭をポンポン叩いてくる。
「やめろ、私は好きでやってるんじゃないぞ」
「そう言われましてもねぇ?」
彼は悪びれもしない。
「本当は楽しんでない?」
「先輩、露出趣味なんじゃないですか?」
「馬鹿! そんなわけがない!」
不快な言葉をかけられながら、それでも出させなくてはならない。どんなに長く捌いても透明な分泌液以上のものは出してもらえず、しばらくたった頃。
「また濡れてきてるじゃないか」
担任がフキンを用意して、今度は後輩達の目の前で股を拭かれた。
「せ、先生……!」
不意に忍び寄られ、股に手を差し込まれたのだ。後輩の手前抵抗心が沸かなくもなかったが、もう遅い。既に後輩達は『黒崎麗華が股を濡らした』という事実に沸き立っていた。
「濡れてるって!」
「へえ? こんなことしながら感じてるんですか?」
「淫乱って奴ですよね、それ」
順番待ちの後輩達が、次々に嫌な言葉を投げてくる。
「そんなんじゃない! いい加減なこと
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