第21話「麗華のペニス測定」
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まともに男性器を見るのは初めてだった。いや、竹内始に生裸を鑑賞され、精子をかけられたこともあるので本当は二回目か。しかし、まじまじと見つめたわけではない。あの時はチラリと目に映った程度で、あとはほとんど顔を背けていたので、実質初めて見ているようなものだった。
おぞましいほど赤黒い、太く硬い肉塊を前に緊張する。
「さて、麗華さんにはこれから十数人のペニスを測定してもらうことになります」
「十数人……」
想像して、青ざめた。
「練習として、まずはワタシのペニスを測定してもらいます。このメジャーを使って、太さと長さ、亀頭のサイズを測定してもらいます」
メジャーを手渡され、測定法の指示を受ける。
「まずは触る練習です。握ってみて下さい」
恐る恐る手を伸ばして、遠慮がちな手つきで手の平に包み込む。
(こ、これが男の……!)
肉塊は驚くほど硬く、巻き付けた指が届くのもギリギリの太さだった。しかも熱い。湯の詰まった熱塊のような温度が手の平に染みてくる。ピクッ、ピクッ、と手の平で脈打っているのがわかった。
思わず手を離しそうになるが、医師がそれを注意する。
「駄目ですよ? しっかり握って下さい。そうやって遠慮されていては、測定が進みませんからね。今のうちに慣れて下さい」
「今のうちにって……」
慣れろと言われて慣れられるものでもない気がしたが、とにかく麗華は握り込んだ。皮膚の皮ビラに包まれた肉塊の硬さ、じわじわとした熱さが如実に伝わり、ただ触れているだけなのに全身が痺れてしまう。
亀頭から漂う牡香に当てられて、
キュゥゥゥゥ……。
と、秘所が引き締まる。イきたがっている膣奥が目の前のペニスに反応し、棒を欲しがるかのように熱をあげる。麗華の恥丘もまた、熱湯のような温度に達していた。
(違う! こんなものはおぞましいだけだ!)
自身の性器に叱りつけるかのように、麗華は激しく心の声を荒くする。
「いいですね? 測定がスムーズに進むよう、今更恥ずかしがったりしないように」
「……一応、善処します」
どの道、時間をかければかけただけ、解放されるまでの時間も長引く。医師の言葉に従うなど癪でしかない事だが、少しでも早く解放されよう、という思いを胸に決意を固めた。
おぞましい汚物だが、触るだけなら触ってやる。
「性に対する反応調査を兼ねましょう。感想を述べて下さい」
本当に調査なのか。こんな事で想いを口にさせられるなど内心腹立たしい。
「感想って……。硬いのが驚きで、しかも太いし、熱もあって……。こんなのが本当にその……性行為の時に入るものなんでしょうか。経験もないのにこんなに大きいのを見たら、正直怖くなるかと」
膣はキュゥキュゥ引き締まり、まるでそれを欲しがっている。こんなことでは説得力がないと自己嫌悪
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