第21話「麗華のペニス測定」
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定。男性の平均的な精子量を調査します」
説明が終わると同時に、担任が手押しのカートを運んできた。
そこには大量の小型ビーカーが並んでいた。みっしりと詰まっていると言ってもいいほどに、たくさんの数がトレイの中に敷き詰められ、しかもカートの内側には板が入って三階建てになっている。
大量すぎるビーカーが、まるでこれから自分が握るペニスの本数を暗示しているかのようで、絶望的気分になえなって麗華はゾッとしていた。
「こんなにあるなんて……」
「それじゃあ、咥えて下さい」
「――! ふさけないで下さい!」
卑猥な命令に麗華はほぼ反射的に怒りをみせ、口淫などありえないと言わんばかりに根元を握る。使うのは手、のみである。何があってもそれ以上はお断りだという、これは麗華の意思表示であった。
「まあいいでしょう。ではしてみてください」
本当に奉仕もいいところだが、麗華はそれを手で捌き始めた。経験はなくとも、知識だけなら持っている。こうして手を動かせばいいのはわかっていたが、果たしてどれくらいで出してもらえるのかはわからない。
「せめて、さっさと出してくれませんか? こっちは触るどころか見るだけでも気持ち悪いんですから」
手を使う麗華は、不機嫌じみた顔で医師を見上げる。
「より早く出すには口が最適なんですがね」
「お断りします。噛み切りますよ?」
「だったら、手でたっぷり時間をかけてもらうしかありません。あなたの拙い性技を駆使して、せいぜい長く触り続けることですね」
厚顔無恥のニヤけ面が腹立たしく、思わずその顔面に一発叩き込んでやりたくなる。殴ってやりたい気持ちを堪えながら、指圧をかけて揉んでみたりとやり方を試していた。
どうすれば相手が気持ち良くなって、より早く出してもらえるのか。女の体でしかない、そういう経験もない麗華にはわからない。自分の手でするのと女の手でしてもらう事に、どれほどの差があるのかさえ想像がつかなかった。
「いやぁ、しかし良いもんですなぁ。中学生に測定を担当してもらうというのは」
「ですね。しかも麗華の体つきは大人の女性に匹敵します。胸とか太ももとか、お尻が早期に発達しているわけですからね」
「最近は発育の早い子がいますからね。小学生でもたまに良い乳をした子がいるくらいです」
二人の男は談笑していた。
医師は麗華の事実上の奉仕を受けながら、担任はその光景を肴にしながら、麗華という女について語らい合っている。ここが大学校舎でなければ、きっと酒でも飲みながらのトークになっていただろう。
「どうです? 麗華の手は」
「やはり経験無しの子ですからね。この場合は素人にやらせていることがポイントですよ。このなっていない手つきがなかなか」
聞いて、麗華は歯軋りした。
人にこんなことをさせながら、本人を
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