第19話「最後の検査へ」
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麗華は大学廊下を渡り歩き、検査室へ向かわされた。
それは講義終了後。
自慰動画を散々再生され、それを元にした講義が終わり、やっとのことで開放されたと思った矢先だった。
「では最後の検査に参りましょう」
医師からそう告げられたのだ。
まだ終わりではなかったのかと、とてつもない落胆に何度ため息をついても足りないほどであったが、それでも『最後』である事をせめてもの救いに、麗華は足を進めていく。もうじき、この地獄を抜け出せるのだ。
「お? なにあれ!」
「AVの撮影じゃね?」
麗華は裸だった。
歩む麗華のあとを追うように、野次馬の固まりが着いてくる。男達の視線愛撫が尻を撫で、太ももを這いまわる。未だに絶頂の余韻が残り、しかも一回では満足できていない肉体にとって、ただの視線愛撫さえも刺激的だ。
「おっぱい可愛いなぁ……」
「ケツ揺れてるよ」
「スッゲー恥ずかしがってる」
ヒソヒソと、あるいは無神経に投げかけるかのように、周囲からの感想が麗華を攻める。皆が皆、下賤な目つきを送っていた。
「下向いちゃってさ」
「撮っとこうぜ?」
感想だけではない。スマートフォンやデジタルカメラのシャッター音声が何度も鳴り、全裸歩行という痴態を撮り続けられていた。
麗華はもはや、手で隠すことさえ許されていない。両腕を腰の後ろに組まされて、担任と医師が後ろから組んだ腕を押さえるように、腰に手を回されながら歩かされている。受刑者となって衣服を奪われ、裸で執行の場へ連行されている気分だった。
(……違う。私は堕ちたりしない。堕ちてたまるか)
麗華は歯軋りをしながら、深く俯き続けていた。羞恥地獄に耐えるため、そして自身の疼きを堪えるためだ。
じんわりとアソコが湿る。
二度目の絶頂を欲している麗華の秘所は、疼きと共にしっとりと粘液を滲ませていた。そのせいか廊下の風で湿ったアソコがひんやりとして、そのせいか疼きに意識がいってしまう。そのたびに麗華は頭から欲望を振り払おうと懸命だった。
一歩一歩、スリッパの足音を鳴らして進んでいく。
美乳が上下にたぷたぷ揺れ、尻肉がプルンと振動する。体つきのいやらしさが周囲を興奮させ、視線照射が熱くなる。尻も胸も、それどころか全身くまなく、まんべんなく、全てがカメラと眼球に焼き付けられる。
「エロいなぁ」
「もっと撮れって」
「こっち向ねーかなー」
周囲の目、聞こえてくる言葉の数々、そしてカメラのシャッター音声……。あらゆる要素が羞恥心を刺激して、体を熱くさせられる。恥ずかしいと思えば思うほど、屈辱に苛まれるほどに、体中が敏感になっていく。
(堕ちて……堕ちてたまるか……!)
震えながら堪えるが、それでも膣分泌液は止まらない。滲み出し、湿っぽさを増していき、ポタポタ垂れはしないか
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