第19話「最後の検査へ」
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というほどに溢れてくる。乳首も突起し、全身が敏感になり、空気に触れることさえ気持ち良いほど皮膚中が性感に発達していた。
(くっ、こんなことで……! これではまた……触れたらおかしくなる……!)
全身がすっかり敏感になり、指一本でも触れれば快楽で破裂しそうなほど、乳房も秘所も切なくなっていた。
そんな麗華の火照った体は、まるで果実が甘い香りを漂わせるかのように、ムンとした牝香を放つ。上下に揺れるしゃぶりたくなるような可愛い乳房、プルプル揺れる丸い尻の魅力は、それだけで見る者を勃起させるに十分だ。
「や、やべぇ……」
「マジで襲いてぇ……」
興奮した男のギラついた目は、もはや狼そのものだ。公共施設の中、集団の中であるという状況だけが唯一男達の理性を支え、自制心で凌辱を堪えている。そうでなければ、もはやこの場にいた野次馬全員が麗華に襲い掛かっていたことだろう。
そして、想像してしまう。
もし、自分が本当に襲われたらどうなるのか。以前見た事のあるアダルト画像の、女性が前と後ろ両方の口に挿入されている姿が脳裏をよぎった。
仮にも年頃である麗華は当然そういう事にも興味がある。普段は自己を律していても、時おりハメを外したくなり、一人でこっそりとアダルトサイトを閲覧した経験があった。その時の自分に対する言い訳はこうだった。
『いずれは私も誰かと付き合うかもしれない。そうなれば、当然エッチなことも……。男子がどういう趣味を持つものなのか、予備知識ぐらいあってもいいだろう』
そういう名目を胸に掲げ、ほんの何回かだがアダルト画像や動画の閲覧を行った。手や口でしたり、尻や素股を使うことがあるのも、知識的に知っていた。
果たしてそれは、気持ち良いものなのか。
考えてしまい、麗華は頭を左右に振った。
(ば、馬鹿な私だ! 何を考えている! 散々な目に遭っているせいで、きっと私とて心が弱っているんだ……)
自己を強く保たねば、またイき果てる姿を晒してしまうかもしれない。二度とあんな醜態を晒すものかと、麗華は強く決心する。
「着いたぞ麗華」
担任の言葉。
「あと一息で解放されますよ? さあ、頑張って」
医師がドアノブを回し、麗華を室内へと導く。
医学生用の施設なのだろう。ベッドや医療具の棚が並んだ、さながら学校の保健室めいた作りの部屋に連れ込まれ、そして検査内容が告げられる。
「麗華さん。これからあなたには、ペニスの測定を担当してもらいます」
「た、担当って! 私がですか? しかもペニって……」
淫語を最後まで口に出来ず、語尾を濁しつつも麗華は目を丸めて驚いていた。また何か自分の体を調べられるのかと思ったが、それは全く予想に反する展開だった。
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