第16話「オナニーインタビュー」
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ズボンを脱ぎ、パンツの上から事実上のオナニーを行っていた。その時は圧倒的な快楽などなかったが、指先で触れるくすぐったさが妙に気持ちいいような心地がして、これなら痒さを和らげられるじゃないかと自分に言い訳をしながら麗華は布越しの恥丘を撫で擦っていた。
そして、それらの過去さえ講師の度重なる質問により喋らされ、十一歳当時の性に対する悩みの全てを記録として写し取られた。
心無しか、当時のようなムズ痒さを今も感じる。
「なるほど、最終的に好奇心に勝てなくなって、十一歳の時に初めてオナニーをしたというわけですね。誕生日は何月ですか?」
「八月です」
「ということは、確かに昔の正確な時期などいちいち覚えてはいないでしょうが、少なくとも四月から八月のあいだに起こったできごとだというのがわかります。小六の四月から八月のあいだ――その時期に黒崎麗華さんは初めてのオナニーを行いました」
講師はその都度話をまとめ、マイクで大々的に発表する。
そして麗華にマイクを返し、続きを喋らせるのだ。
「最初はその一回で終わりました。性に対して漠然とした罪悪感があったので、言い訳をしながら自慰行為に走ったことにも自己嫌悪の気持ちが沸いていたからです。けれど、やはり正確な時期は覚えていないのですが、それから冬になったあと、再び同じような葛藤から自慰行為に走りました」
「冬が二回目ということですね。何月かも思い出せませんか?」
「少なくとも、十一月か十二月です。正月を過ぎた当たりに三回目を行いましたので、だから二回目の時期はそのあたりになります」
「最初と二回目では間隔が開いていますが、二回目と三回目では間隔が縮まりましたね。これには理由はあるのでしょうか」
「考えが変わってきたんです。授業で必要な知識を与えらられることもありますが、少女漫画にも中には性描写を取り入れた作品があって、それで性に触れる機会が多かったとでもいいますか……。おかげで性について考えることもあって、好きな人のために体を捧げるのも立派な愛情表現の一種なのだろうなと、これも漠然とではありますが、思いました」
「つまり、性を受け入れたと」
「少しだけ……。やっぱり、好きな人がいなかったせいもあって、まだまだ自分には関係ないだろうと思いつつも……。しかし、一応その……出会いみたいなものに対する願望自体はあるわけで……。いつになるかもわからない話ですが、三回目はそのときの事を考えながら触りました。全て下着越しです」
「素敵な王子様を想像しながら、甘い夜の妄想にふけったということですね?」
「ええ、まあ……」
麗華は俯く。
オナニーを我慢し続けている麗華の膣は蜜を垂れ流し、もはやお漏らしのように座っているベッドシーツに濡れシミを作っている。太ももから膝にかけてがしっとり濡れ、水を吸った肌の
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