第11話「次なる検査へ」
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り着く奴なんて滅多にいないだろう」
「既に誰かに教えましたか?」
担任こそが情報を漏らした犯人に思えて、麗華は担任に疑惑をかける。
「いいや、教えていないが。そんな質問をするって事は、なるほど誰かにネタにされたな?」
「い、いや……」
即座の、しかし声の弱弱しい否定が、逆に図星と知れてしまう。担任はおぞましいまでに口元を歪めて、笑んだ。
「はははっ、これはいい。わざわざサイトを見た事を報告され、いやらしい言葉を投げかけられたんだろう? 一体どんな事を言われた」
「別に何も」
教えてやる言われもないので、麗華は口をつぐんだ。
「まあいい。大事なのは、その気になれば将来お前が社会人になっても、会社の人間にあの画像を送ってやれるってことだ」
最悪な状況に気づかされ、麗華は心からゾッとした。
顔写真も出されている。いくら名前が伏せられていても、いつどこで誰が、偶然によってサイトに辿り着かないとも限らない。十分に卑猥な画像なのを考えると、麗華の痴態がアダルトサイトへ拡散する事も考えられる。もうしているかもしれない。
それが、行く先々に知り合いや友達に知れ渡れば……。
この先、どうやってまともな生活を送ればいいのだろう。
「麗華、一度広まった情報は決して消えない。そんなお前にも、過去のことは何も気にせず、まともに稼いでいける場所を教えてやる」
「お断り――」
あくまで拒否する麗華の言葉を遮り、担任は言う。
「なら一生恥ずかしい人生を送るか? 身の回りの人間は誰もがその体の情報を握っていて、大事な穴も何も全て見ている。そんな環境の中で生きてみるか?」
「……卑怯者が」
下種な担任を麗華は蔑んだ。
どうしてこんな教師が存在するのか、全くもって信じられない。他の先生は十分に良い人なのに、担任だけがどうかしている。
「お前には確か妹がいただろう? 妹にも声をかけよう。麗華、お前の妹にもあの検査を受けさせて、恥ずかしーい思いをさせてやる」
「やめろ! 妹は関係ない!」
大事な家族まで辱められては、もう担任を消さずにいる自信がない。そうなってしまえば、やってしまうか、殺意さえも堪えながら生きていくかだ。
「だったら、受けるか?」
「……わかりました。話を受けます」
「受けさせて下さい。だろう?」
どこまで人を低く扱いたがるのか。
担任を憎らしく思いつつ、悔しさを堪えながら、麗華は震え声で促しに応じる。
「……受けさせて、下さい」
「ふーむ。そこまで医学の発展を願い、恥をしのんでアナルもマンコも提供したいと言うのなら、致し方ないなぁ」
さも陽気に振舞う担任を殴りたくさえなり、アソコの疼きに加えてそんな衝動さえも抑えるのに、麗華の精神はとうに限界を超えていた。
パンツの中、貼り付けた生理用
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