第10話「エッチなマッサージ」
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モミモミ……、
モミモミモ……。
長い時間が経ってようやく始の手が止まる。
「もっと全身マッサージしましょう。スカートも脱いで下さい」
「スカートってそんな……」
「腰まわりから太もも、内股にかけてもほぐします。当然、スカートがないほうがやりやすいんですよ。脱げますよね?」
「……わかったけど、誰にも内緒よ? 絶対に」
「はい。もちろんです」
麗華はスカートのホックを外し、パンツ一枚だけの姿になる。
うつ伏せになるよう言われ、しばらくは背中を揉まれた。じっくりとオイルが塗りこまれ、背筋全体もまた光沢あるヌルヌルに覆われていった。
そして、始の手は腰を撫で回し、やがてその手は下へと動く。
「は、始君……。お尻まで……」
パンツ越しのむっちりとした尻肉を鷲掴みに、始はまわすかのように揉み込んだ。黒いパンツの布地はオイルを吸い込み、水分のために肌を透けさせる。黒い布の細かな網目から、麗華のお尻の肌色が薄っすらと浮かび上がっていった。
「ムチムチで柔らかくって、とても良いお尻ですね」
指で尻肉を持ち上げるかのように、そして振動を送り込むかのように腕を震わせ、始は麗華のお尻を揺らす。尻肉のプルプル弾む有様を楽しんだ。
「そんな場所褒めたって、何も出ないから……」
「そうですか? じゃあ、太ももはどうでしょう?」
始の手はねっとりとお尻を這って、太ももへスライドする。むっちりとした肉を撫で込んで、内股にまで手を忍ばせた。
皮膚が、熱くなる。
体中の全てがじわじわする。
このまま、もっと触って欲しい。しかし反面、あまりの心地良さに溺れそうで、自分が堕落するように思えて抵抗もある。弄られたいがやめても欲しい、複雑な心境に落ちていった。
「どうって、いちいち褒めなくていい」
「わかりました。今度は背骨を伸ばすので、うつ伏せを保ったままお尻だけ高くしてください」
「そんな……。私にそんな姿勢させようなんて……」
検査の時は拒否権などない状態だったが、今は違う。
麗華は弱弱しくも抵抗感を示した。
「おっぱいだって揉ませてくれた先輩なら、ポーズくらい構いませんよね」
「いや、それはマッサージだから……」
ちょっとした押し一つで、麗華はますます弱る。
「マッサージだからって、後輩におっぱい揉ませる先輩なんて普通いませんよ?」
「そ、それは! でも、始君の指示に従っただけで……」
麗華はまるで言い訳でもするように、マッサージという建前で自分の今の欲求を正当化しようとしていた。
それを知ってか知らずか、始もマッサージという建前を押し通す。
「ええ、そうですね。背骨を伸ばして骨盤の周りもほぐしたいので、ポーズも取ってください」
結局のところは押し切られる。
「わかったけど……」
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