第10話「エッチなマッサージ」
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か?」
麗華は迷った。つまり始にも痴態の全てを画像で見られているわけだが、だから今更胸ぐらいという話にはならない。いくら性器や肛門を観察された経験をしていようが、それで恥ずかしさに慣れたわけではないのだ。現に部員五人の前でパンツを見せるだけでも、麗華は死にたいくらいの心境になった。
しかし、検査を受けた時よりマシではないか?
相手は始だ。前々から子犬のようになついてきて、麗華としても彼を可愛いと思っていた。部活でも勉強でもきちんと努力し、しっかりと成果を上げていた。最低の医師は人の道を外れた担任と比べて、どれだけマシな相手だろう。
しかも、彼はあくまでマッサージをしてくれているだけだ。
そう、あくまでもマッサージ……。
「わかった。脱ぐわ」
嫌な思いを打ち消すには、上書きの方が手っ取り早い。
元よりそのために麗華はマッサージを受けたがった。
脱ぐのはやはり恥ずかしくて、セーラー服のスカーフを抜き取るもののその先へは中々いけない。いざ素肌を見せるという段階で羞恥心が込み上げて、それが手枷となって麗華の動きを止めてしまった。
不安だった。
いくら相手が始でも、本当に酷い仕打ちをしてこないと言えるのだろうか。相手もれっきとした男の子なのに、マッサージだけで済むのだろうか。
「大丈夫ですよ? 先輩」
始が耳元に優しく囁いてくる。
あまりに甘い囁きに耳が溶けそうになった。
「始君……」
「僕は先輩の役に立ちたいんです。麗華先輩の様子がおかしかったのって、やっぱりあのサイトのせいなんでしょう?」
「確かにそうだけど」
「どういう事情でああなったかは知りませんが、僕が僕なりに先輩を癒して差し上げます。さあ、曝け出してください」
甘味ある声質が鼓膜まで浸透し、頭がクラクラと揺れて正常な判断ができなくなる。ただでさえ我慢を続けていた麗華には、もう精神的な抵抗力はなくなっていた。
一定の恥ずかしさを感じながらも、麗華はセーラー服を脱ぎ去りブラジャーのみの上半身を曝け出す。刺繍模様の入った黒いブラジャーが肌の美白とマッチして、麗華のルックスにもよく似合っている。
始はカップ越しに乳房を優しく揉み潰し、いたわるかのような手つきで乳肉をほぐした。
「あっ……はぁ……」
麗華の息が乱れる。
その呼気には熱っぽく色気が混じり、息遣いは官能的に乱れている。感じている女の興奮した呼吸音が、静かな部屋へゆったりと反響していた。
「これも外しますよ?」
「んんッ」
ブラジャーの紐が通った背筋に指が触れ、ゾクっとした快楽が背中全体を駆け巡る。指先で撫でられ、麗華はその心地良いくすぐったさに体を震わす。紐のあいだに指が入り、ホックがぱちりと外された。
いつも顔を合わせている後輩を相手に、これから生のおっぱい
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