第10話「エッチなマッサージ」
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午後の授業は苦行だった。
ウズッ……、
アソコが熱っぽくなるだけでなく、後輩に散々揉まれたせいて乳房までもがじわじわ熱い。パンツを何枚にも渡って撮影され、しかも検査の事を持ち出されたせいであの日の屈辱がはっきり頭に蘇り、脳にこびりついて離れなくなる。
我慢の限界がきてしまう。
数学の授業で教室が静まっているおり、麗華は何度もアソコへ手を伸ばしそうになった。ふと油断すれば、いつの間にか自分の手が太もものあいだに挟まっていて、アソコへ向かおうとしていた。直前ではっと気づいて自分を抑えたのはもう何回か。
六時間目になっても、アソコばかりか胸にまで手を伸ばす自分がいて驚いた。やはり直前で正気を取り戻したおかげで抜け出せたが、自分がいかに理性がぐらつき欲求に流されそうになっているのかを麗華は自覚した。
このままではいけない。
早くどうにかしなければ……。
――マッサージだ! 始君に揉んで貰って……。
苦行を乗り越えホームルームが終了すると、麗華はマッサージの技巧ある指を求めて彼のいる教室へ向かう。足をふらつかせながら、さも怪我をしているのに無茶をして歩きでもしているような、しかし片手でアソコを押さえ太ももをきつく締め付けた状態で進んでいった。
二年生の始のクラスへ辿り着き、タイミング良く生徒達のなだれだす教室の戸で始を待ち伏せし、出てきたところへ声をかけた。
「は、始君……」
熱の篭った色気ある声が出てしまった。
そんな自分を恥ずかしく思い、麗華は始から視線を逸らす。
「どうしたんですか? 顔が赤いですよ? 先輩」
「マッサージ……」
また声に色気が出るかと思うと自然と声量が小さくなり、言葉が始に耳まで届かない。
「はい?」
「マッサージ、して……」
声をやや高くして、ようやく通じた。
足元から全身がフラフラし、バランスを取るのもままならない麗華を始は抱きとめる。
「わかりました。今日は部活を休んで、うちへ来てください」
「始君の?」
「そうです。うちが整体師だってことは言いましたよね? それで、今日は休みの日だから、整体マッサージ用のベッドが使えるんです。親も出かけていていません。ちょうどいいと思いませんか?」
「……そうね。連れてって」
二人は共に学校を出て、始に案内される形で整体医院へ歩いていく。休診中の戸には『休診』との札がかけられており、人の気配は感じない。始が裏へ回って鍵でドアをあける。促されるままに麗華はそこから医院へ入り、そしてマッサージベッドの元へ誘導される。
いよいよだ。
麗華は緊張しつつも期待する。始のマッサージは確かに気持ちいい。硬くなった筋肉をやわらかにほぐされ、すっかり肩が軽くなった。そして家も本当に整体医院だ。始にはちゃんとした腕がある。
もっ
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