第9話「トイレへ行けない!」
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満足されなくなって、もっと今以上の辱めを受けることも想像できた。
「じゃあ、パンツですか?」
「そ、それは……」
麗華にとっては苦渋の選択だ。
どちらを取っても、どちらの方が確実にマシというわけではない。両方とも嫌なのだ。右も左も種類が違うだけの同じ地獄へ続いているのに、麗華はそんな行く道を決めなくてはならない。ずっと乳首を弄られるより、麗華はもう一つの道を選択した。
「パンツ、見せるから。言う事は聞くから、だから約束を破ったら許さない」
最後の一言が麗華にとってのせめてもの抗いだ。
だが、今の麗華の状態では通じない。
「はい、あの黒崎先輩がパンツをお見せ頂けるそうですよ〜?」
「イェーイ!」
一人がさも司会者を気取ると、残る四人はノリに合わせて観客の役になりきる。麗華はショーに出演する見せ物というわけだ。
「一年生の頃から実力を発揮し、我が校の剣道部を全国優勝にまで導いた最強剣士が今、我々の前にパンツをお見せして下さります。さて、そのパンツの色は何色か! ガラはどんなものなのか! 全ての答えがこのスカートの中にあります!」
「イェーイ!」
「では黒崎麗華さん! そのスカートをたくし上げ、我々におパンツをお見せ下さい!」
とてつもない屈辱を堪えながら、麗華はスカートの裾を掴む。震えかけの腕でためらいがちに持ち上げて、中身をモロに見せ付けた。
「す、素晴らしい! 黒です! 黒のパンティ! おマンコゾーンにはバラのような刺繍のガラがあり、しかし腰の両サイドが無地になっています。なるほど、これが今日の黒崎麗華さんのパンツなのですね?」
恥ずかしい――。
されていることは羞恥の検査よりよほどマシだが、それでも五人分もの視線にパンツが晒されるなど我慢ならない。今にも思い切りパンツを隠し、乙女に恥をかかせた報いを与えて逃げ去りたい気持ちで一杯だ。
「ん? 白いのがはみ出てるのは……生理か」
「ああ、生理用ナプキンね。黒崎先輩、今日がアノ日なんだ」
全員がパンツに顔を近づけて、じっくりと凝視してくる。本当は愛液対策でつけているナプキンだが、生理と思い込まれるのもそれはそれで恥ずかしい。
「へぇー、いいわぁー」
五人の視線は完全に釘付けだ。まるで小学生が昆虫の観察にでも夢中になっているような、一点もずれることのない真っ直ぐな視線がアソコに向けて照射され続ける。
アソコがどんどん熱さを増していき、ふれればはっきりと熱がわかるのではとさえ思えてくる。肉貝が中から疼き、膣の口が液体を分泌する。パンツ越し、ナプキン越しならバレはしないだろうが、それでも「もし気づかれたら?」という不安が消えずに耐え難い思いを堪え続ける。麗華は歯を食いしばり、頬を強張らせ、不安と恥ずかしさを必死に堪えていた。
「このパンツの中身が6
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